くらもちふさこ『花に染む』が第21回「手塚治虫文化賞」マンガ大賞受賞! ファンから祝福の声続々
『花に染む』8巻(くらもちふさこ/集英社)
くらもちふさこの『花に染む』が第21回手塚治虫文化賞・マンガ大賞に選ばれ、「大好きな作品が受賞…! くらもちふさこ先生ほんとすごい」「おめでとうございます! 先生は紛れもない天才です」と祝福の声が上がっている。
手塚治虫文化賞はマンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念したもので、マンガ大賞は年間を通してもっとも優れた作品に贈られる。これまでに岡崎京子の『ヘルタースケルター』や原泰久の『キングダム』、羽海野チカの『3月のライオン』といった漫画が受賞しており、去年は一ノ関圭の『鼻紙写楽』と、あずまきよひこの『よつばと!』が受賞した。
『花に染む』は、弓道部の少女・宗我部花乃、火事で両親と兄を亡くした圓城陽大、陽大の従妹の雛(すう)、そして陽大に一目ぼれをした楼良の4人を中心に繰り広げられる物語。弓道を題材に扱っていることもあって、静かな緊張感と繊細な人間関係の描写が特徴で、「心情描写は少ないけど、人物の間に漂う空気を感じられる不思議な漫画」「漫画が絵を見せる読み物であることの意味をこれでもかと見せ…