「歴史好きを育てる」「人に語りたくなる」クイズ王・伊沢拓司氏も激賞する『マンガ日本の歴史』の魅力に迫る!
『仮面ライダー』 『サイボーグ009』 などヒーロー作品で著名な漫画家(萬画家)・石ノ森章太郎氏。そんな氏が、ライフワークと位置づけて全力で取り組んだ作品がある。それが『マンガ日本の歴史』だ。本作は石ノ森氏が5年以上の歳月をかけ、全55巻を描きおろした、まさにビッグスケールのシリーズ。30年に亘って愛されてきた作品だが、2020年11月10日、ついに『新装版 マンガ日本の歴史』(中央公論新社)としてリニューアル刊行されることになった。
そしてこの『新装版 マンガ日本の歴史』のプロモーションを、東大出身のクイズ王でお馴染みの伊沢拓司氏が担当。本シリーズの魅力について、作品を手がけた石森プロの方々とともに対談形式で語った。石森プロからは、石ノ森章太郎氏は1998年に亡くなっているため、代表取締役会長の柴崎誠氏と、当時アシスタントで『マンガ日本の歴史』に携わっていた早瀬マサト氏が参加。まずは当時の苦労話から対談の口火は切られるのだが──。
早瀬マサト氏(以下、早瀬)「もう苦労しかないですよ(笑)。マンガが実写などと比べて優位性があるのは、デフォルメなん…