あさとー・みなみ●1989年、新宿生まれ。慶應義塾大学大学院在中のフリーライター。時々、モデル。純文学やビジネス本から漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、大学院では「本屋のリデザイン」の研究を進めている。これからの時代の本との出会いを演出し、人が本で熱狂する空間を作り上げようと、現在、奔走中。
「とりあえずビール」と言うよりも、黙って自販機で缶コーヒーを選ぶ背中が好きだ。120円で買えるほろ苦さ。いつでもどこでも同じ、ほっとする味わい。缶コーヒーを手にす…
マンガ
2013/6/19
「狂ったこの世で狂うなら気は確かだ。」シェークスピアは『リア王』の中でそんな言葉を遺している。野の草木は自然の力だけで育つのに、畑は農薬まみれでなくてはならな…
小説・エッセイ
2013/6/16
現在、就活中の私。「人を感動させるにはどうしたら良いと思う?」とOB訪問先の社員が先輩然として、大風呂敷を広げる。「俺はね、感動させるには『相手の想像を超える』…
小説・エッセイ
2013/6/14
恐いもの見たさ。手で顔を覆いながらも、指の隙間からそっと覗いてしまうような感覚。見ちゃいけないのに、見たい。いけないことなのに、したい。読んだら、絶対に恐くな…
小説・エッセイ
2013/6/10
尾崎豊の『卒業』が少年の卒業を描いた傑作ならば、朝井リョウの本作品は少女の卒業を描いた傑作に違いない。歌のように、すっと入ってくる美しいこの短編集の少女達は心…
小説・エッセイ
2013/6/1
夏の日の、体育の授業後の教室みたいに汗臭いし、終電間際の電車内のように酒臭い。本作は、むせ返るほどの男臭さを感じる小説だ。シャーロック・ホームズ、明智小五郎、…
小説・エッセイ
2013/5/30
小さい頃は無限の可能性があったはずなのに、大人になった今、何もなくなってしまったような気がして寂しい。スーパーマンになるはずの自分がどんどん普通の人間になって…
小説・エッセイ
2013/5/28
「笑って! 笑っているだけで良いんだよ! 何も考えなくて良いよ!」 たまにモデルの仕事をするのだが、そんな言葉を掛けられることも多い。受け手への伝わりやすい表現を…
小説・エッセイ
2013/5/25
ラブストーリーなど、すれ違ってこそ、面白い。相手が何を考えているか分からないことに悩み、苦しむ。惹かれ合いながらも邪魔が入って中々結ばれることができない、その…
マンガ
2013/5/23
スポットライトが当たる日は限られている。だが、写真に残る大切な一日よりも実はその前夜や何気ない日常にこそ、忘れたくない思い出は詰まってるのではないか。本作品は…
マンガ
2013/5/22
「富士には月見草がよく似合う」。この本を読んで、そんな言葉を思い出した。どーんと立派にそびえたつ日本一の雄姿には、健気な月見草がよく似合う。まるで、自衛官とそ…
小説・エッセイ
2013/5/11
間抜けなもの。 「友だちの友だちはアルカイダ」と言う政治家。 漫才や落語の舞台を「真面目にやれ!」とヤジる客。 風俗の待合室に置かれた真面目な雑誌。 (笑)という…
2013/4/28
学生時代「国語の授業なんて嫌いだ」と思ったことはないだろうか。「あんなの解釈の押しつけだ。本には人それぞれの捉え方があって良いはずだ。」――あの時感じたそんなモ…
マンガ
2013/4/23
あああ。好きな人が学校を欠席して、放課後プリントを届けに行くようなこと、したいなあ――私がふと、そんな妄想を口にすると、友人は「でも全てがデジタルの時代になった…
マンガ
2013/4/17
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