あさとー・みなみ●1989年、新宿生まれ。慶應義塾大学大学院在中のフリーライター。時々、モデル。純文学やビジネス本から漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、大学院では「本屋のリデザイン」の研究を進めている。これからの時代の本との出会いを演出し、人が本で熱狂する空間を作り上げようと、現在、奔走中。
「一匹いたら二十匹いると思え」と殺虫剤をまき散らすように、少しでも黒い感情を抱えた人間を見つけ次第、次々と殲滅させていく無慈悲な時代が、戦乱の世だと思っていた…
小説・エッセイ
2014/1/11
野球でもサッカーでもラグビーでもバスケでもなく、究極のチームプレイは医療現場にこそある。メスでどんな患者の未来をも切り開くチーム・ドラゴン…。発売当初から話題を…
ドラマ化
2014/1/9
一日、日を経るごとに、何処かの街の本屋が閉店を余儀なくされている。年に360店舗あまりと言われる本屋の閉店スピード…。このまま本は滅びてしまうだろうか。人を未知の…
本屋
2014/1/8
もし、私達の毎日が単調に見えたとしても、つまらない日々がエンドレスリピートして見えたとしても、私達の毎日にはどの日にもちゃんと個性がある。だが、同じ日がただ永…
ライトノベル
2014/1/4
ファッショナブルな店が立ち並ぶ代官山には、多くの人の夢がうごめいている。お金がなくてもこの土地に若者がしがみついたのは、自尊心からなのか、世間体からなのか。彼…
小説・エッセイ
2013/12/29
何も知らないくせに、知ったかぶりして自慢げにカタカナ用語をひけらかす上司にお悩みではないだろうか。「今はソーシャルメディアマーケティングの時代なのだよ」とか言…
2013/12/26
「木を隠すなら森の中」というのに、「暴力団の中にバカ警官」が隠しきれるわけがないだろう。広域暴力団に潜入捜査を行なう物語といえば、危険がつきものだが、この物語…
マンガ
2013/12/24
「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る」。高村光太郎がそう詠ったように、これから自分が道を開拓するならば、その先の景色をどうにか確かめたくなるのが人間だろう…
世界
2013/12/23
どんな子どもの背にも親の影が射す。どうあがいたって子どもは親に似るものだし、ましてや、同じ屋根の下で同じ物を食べて同じテレビを見て同じ空気を吸っていれば、血が…
小説・エッセイ
2013/12/20
「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである」。かつてパソコンの父、アラン・ケイはそんな言葉を述べたが、未来を創りだすのはいつだって強い信念を持…
小説・エッセイ
2013/12/18
「お・も・て・な・し」が日本の文化だと流行語を口ずさみながらも、本当に自分が日本人として日本のしきたりを体得できているかと言われると、はっきり言って自信がない…
おもてなし
2013/12/15
完璧な人間は嫌いだ。ダメな人にこそ惹かれてしまう。自信のなさ、腹黒さ、不器用さ…。そういう弱々しい姿にこそ人間らしさが現れる気がして共感してしまう。それは物語だ…
スヌーピー
2013/12/13
身体の中に嫉妬を充填させれば、呼吸をするのさえ苦しい。例えば、親友に彼氏ができた時。喜ばしいはずなのに、どうしてだか、親友の彼氏と張り合ってしまう。「あの子の…
マンガ
2013/12/11
恵まれた家庭に生まれ育ったという事実がコンプレックスになることもある。どんな家庭でも親に大事にされていないという誤解は付き物だし、疎外感を覚えれば覚えるほど親…
マンガ
2013/12/8
「結婚は遅くても良いの」と強がったら、「歳をとった自分にまだ価値が残っていると思う?」と嘲笑された。ただ愛し愛される恋愛や結婚をしたいだけなのに、なんとなく結…
小説・エッセイ
2013/12/7
校舎の屋上に続くドアには鍵がかけられていたし、下駄箱にも一通もラブレターが入ってない酷く現実的な高校生活を送った人も少なくはないだろう。「事実は小説より奇なり…
小説・エッセイ
2013/12/5
彼の一挙手一投足から片時も目が離せずに、日曜の夜を過ごしていた。そんな週末の楽しみ、『半沢直樹』が終わってしまって寂しい思いをしている者は少なくはない。今年の…
小説・エッセイ
2013/12/2
「世間というのは、君じゃないか」。女道楽が過きることを心配した友人から「これ以上は世間が許さないからな」と注意された時、思わず太宰治はそう思ったらしい。「世間…
不倫
2013/12/1
友人達が一丁前に上司への愚痴を言い合い、仕事の大変さを語り合うのを眺めていると、働いてないことへの悔しさがこみ上げてくる。「入社したてに何が分かるんだ」と悪態…
上司
2013/11/28
黄色い線の内側に下がっていれば、永遠に生きられると錯覚してしまうのは私だけなのだろうか。危ないものに近づかなければ、ずっと生きていられるような気がしている。だ…
小説・エッセイ
2013/11/25
人の脳内を覗きたい。特に初対面の人と会う時、相手の趣味嗜好が分かればもっと素早く打ち解けられるだろうにと歯がゆく思うことはないだろうか。だが、それは本を介せば…
文芸・カルチャー
2013/11/14
「世間というのは、君じゃないか」。女道楽が過きることを心配した友人から「これ以上は世間が許さないからな」と注意された時、思わず太宰治はそう思ったらしい。「世間…
小説・エッセイ
2013/11/1
食材はどれもみんなオシャレだ。人参やカボチャ、トマトのようなビビッドな色彩感覚も、シイタケやピーマン、ブロッコリーのようなアバンギャルドなフォルムも人間にはな…
小説・エッセイ
2013/10/30
記者の仕事は、森羅万象から真実を切り取ることにある。「切り取る」ということは、他のものを「切り捨てる」ことと同義だ。本当は何が正しいかも分からないこの世の中で…
小説・エッセイ
2013/10/21
何の変哲もない町並みを美しく見せてくれるのは、恋だ。学校でも帰り道でも家でもどこでも、世界に光が満ちてみえる。気がつけば、自然とあの人の姿を目で追ってしまうし…
マンガ
2013/10/20
ダラダラの継続は力にはならない。無数に録りだめたダイエット番組、気づいたら買い集まっていた本や健康グッズを眺めながらため息を吐く者も決して少なくはないはずだ。…
小説・エッセイ
2013/10/19
親譲りの美食家で子どもの頃から損ばかりしている。体脂肪もエンゲル係数も上昇気味。美味しいもののためならお金も手間も惜しまない。食は生活そのものなのだから、こん…
小説・エッセイ
2013/10/17
「永遠の17歳です」なんて痛々しい台詞は吐けないが、女性であるならずっと子供のような無邪気さは忘れずにいたいと誰もが思っていることだろう。そんな女性に追い風が吹…
恋愛
2013/9/24
Twitter経験者ならば誰でも目障りなのにフォローを外せないアカウントがあるだろう。そのアカウントは決まって痛々しいツイートばかり繰り返す。例えば、自分が如何にモテ…
小説・エッセイ
2013/9/22
自尊、羞恥、羨望、不安、フラストレーション。人は気が付けば自分の胸の内に様々な獣を飼い太らせていく。だが、それは所詮全て自分が生んだもの。中島敦の書いた『山月…
アニメ
2013/9/16
1
2
3
4
5
人気記事をもっとみる
レビュー
ラノベはシリーズ累計3300万部超! TVアニメ第2期も待ち遠しい! 『薬屋のひとりごと』その世界と魅力を解説
PR
レビュー
不運な探偵が天使&悪魔コンビと難事件に挑む! 生き返るための条件は、死者の魂を「選別」すること
PR
ニュース
『メンタル強め美女白川さん』6巻特装版が登場! 付録は作中登場のメンタルをリセットする「秘密の安心カード」
インタビュー・対談
お風呂を知り尽くす「バスクリン」の研究者に聞いた! 入浴を習慣化するだけで仕事に大きくプラスになる理由とは?
レビュー
NHK夜ドラで描く『VRおじさんの初恋』。バーチャル体験はおじさんの心を豊かにするのか、孤立感を高めるのか…?