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よこがお

よこがお

よこがお

作家
深田晃司
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-07-19
ISBN
9784041085707
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よこがお / 感想・レビュー

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rosetta

★★★★☆最初は取っ付きにくかったが次第に惹き込まれた。大好物の悪意なき弱者の犯罪系の話。訪問看護師の市子は末期癌の老婆を抱える大石家を担当していた。その家の引きこもりの長女基子は市子に異常に懐く。介護士になる勉強を教わる口実で次女のサキ共々ファミレスに3人でいた所、頼まれたテキストを届けに来た市子の甥の辰夫と擦れ違う。辰夫がサキを誘拐した事から市子の周りがギクシャクし始める。訪問介護、看護のシステムの存在が理解出来ない。なぜ1箇所に集めて効率よくしないのか?事件に群がるマスコミの傍若無人さ、醜さ。

2019/08/30

keith

歪んだ思いからの裏切り。あんまり楽しくない話でした。

2019/08/24

あいくん

☆☆☆☆日田リベルテで「よこがお」という映画が上映されました。筒井真理子さん主演です。筒井真理子さんは今年還暦ですが、45歳くらいの訪問看護師を演じています。 筒井真理子さんは「かぞくいろ」「万引き家族」にも出演しています。杷木の図書館でこの本を借りて、少し読んで映画を観ました。映画が終わって残りを読みました。深田晃司監督が書いた映画の原作本です。監督が書いていますので、映画そのものに近いです。ラストは小説と映画で違います。市子が大石家を訪ねるのは週3回、1時間ずつです。

2020/01/18

matsu

映画「よこがお」の深田監督による原作小説。ノベライズの場合そこまで文学的表現に優れていないことが多いけど、本作は描写が美しく非常に文学的だと感じた。監督だけでなく作家能力もあるなんて素晴らしい。また、映画と描き方(時系列や市子の行動、結論など)も異なっていて、映画というメディアと小説との特性の違いを踏まえた上で作成しているところも凄いなぁと思った。

2019/08/22

としき

ちょうど大阪の小六女児が誘拐・監禁された事件が世間を騒がせていた。この事件も真相が見えないが、物語の真相も同じように解明されないまま終わってしまった。否、どちらも真相なんてないのかもしれない。新聞のコラムにこんな分析があった。日常で「生きづらさ」を抱える若者らはネットを通じ、家庭や学校、地域以外の見知らぬ人との交流を選ぶ傾向がある―。周囲から規定された自分を解放して「本当の自分」を出せるような気がするからだそうだ。今の世は子供や若者が本当に生きづらい世の中なのか?ネット社会はそれを解決してくれるのか?

2019/11/27

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