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十角館の殺人 限定愛蔵版

十角館の殺人 限定愛蔵版

十角館の殺人 限定愛蔵版

作家
綾辻行人
出版社
講談社
発売日
2017-09-06
ISBN
9784062207713
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「十角館の殺人 限定愛蔵版」のおすすめレビュー

衝撃の1行に戦慄!「本格ミステリ」のはじまり、綾辻行人著『十角館の殺人』を読書メーターユーザーはこう読んだ!

『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)

 不可解な謎。助けの来ない隔離空間。論理的で鮮やかな推理ショー。小説の中に「新本格ミステリ」というジャンルが生まれてから今年で早30年になる。あなたはその端緒となった綾辻行人氏のデビュー作『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)をご存知だろうか。多くのミステリファンの心を揺れ動かし、時代を切り開いたこの小説を「新本格ミステリ30周年」という節目の今こそ手にとってほしい。

 舞台は十角形の奇妙な館「十角館」の建つ孤島、角島。大分K**大学・推理小説研究会に所属する7人は、島で起きた殺人事件への興味からこの島に1週間滞在することにした。十角館を建てた建築家・中村青司の自宅が全焼し、中村夫妻と使用人夫妻の他殺体が発見された半年前の四重殺人事件。その謎に迫るはずが、やがて学生たちは連続殺人に巻き込まれていく――。

 物語の終盤の、衝撃的な1行。大どんでん返し。「騙されていたのは自分だったのだ」という驚きと、疾走感。戦慄。読書メーターユーザーは、この刺激的なミステリをどう読んだのだろう。

あの1文に鼓動がバックバク!!!まさかの状…

2017/9/6

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新本格はここから始まった! ミステリの流れを変えた記念碑的傑作 綾辻行人著『十角館の殺人』

『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)

 2017年は新本格ムーブメントが起こってちょうど30年のメモリアルイヤーだ。その端緒となった綾辻行人のデビュー作『十角館の殺人』(講談社)の「限定愛蔵版」をはじめ、新本格30周年にちなんだ出版物やイベントが多数企画されており、往年のファンを喜ばせている。

 ここで「新本格って?」という方のために簡単に説明しておくと、新本格とは1980年代後半に起こった本格ミステリの復興運動だ。魅力的な謎とその論理的な解決を重視する「本格ミステリ」(エラリー・クイーンや横溝正史の作品がその代表)は当時、過去の遺物として隅に追いやられ、絶滅寸前だった。そうした状況に危機感を覚えた若い作家たちが、80年代後半から90年代にかけて登場。新鮮な本格作品を相次いで発表して、一大ムーブメントを巻き起こしたのだ。

 その先陣を切った作品こそ、87年9月5日に刊行された『十角館の殺人』である。無人島での連続殺人を扱った同作は、ベストセラー作家・綾辻行人の出発点であると同時に、本格再興の呼び水となり、現代ミステリの流れを大きく変えた記念碑的作品とな…

2017/9/1

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十角館の殺人 限定愛蔵版 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

aquamarine

私がこの本に出会ったのは、発表されてから数年が経った頃でしたが、その時の驚愕で頭が真っ白になったという状況を今でも思い出せます。その後新本格と名の付くものを読み漁り、彼らが影響を受けた海外ミステリをも次から次へと読みました。この本に出会ったからこその私の読書歴があります。そしてそんな人はきっと多いのでしょうね。寄稿されている33名、全てが代表作をすぐ思い浮かべられる作家様ですが、この中の多くの方が十角館に影響を受けて作家人生を歩まれたことを思うと、十角館が書かれ、出版されたことにさらなる感謝を覚えます。→

2017/09/24

勇波

本書が世に出て30年が経つとな…。この作品が本邦推理小説の大きな転換点になったのはもう誰しも認めざるを得ないでしょう。そして『限定愛蔵版』となると是が非でも手元に置かねばなるまいに。そして何度目かわからんくらいの再読です。やっぱこの作品はいつまで経っても色褪せない。装丁が変わるだけで今までより面白く感じる不思議さよ。あと残るは最終館が控えている訳でありますが、早く読みたい反面まだ10年くらい引っ張って欲しいとも。YAKATAロスになるのが怖いんですよ★

2017/09/13

きっしぃ

≪読んだ本登録1200冊目≫しばらく読書から離れていた自分の再び読書にハマるきっかけとなった一冊。あの一言の衝撃を越える作品にはいまでも巡り会えていない。大まかなあらすじは覚えていたけど、こんなところも伏線だったのかと、改めて感心させられました。館シリーズは既刊分は既読ですが、あらためて島田さんと江南くんの出会い、中村青司の最期など、館シリーズの根底はここにあったんだと、とても感慨深い気持ちです。10個目、最後の館ではどんな事件が起こるんだろう。それまでに再読しておかないと…!

2017/09/29

山本真一郎

読了。はっきり言ってこの作品のレビューを自分如きが今更投稿するのは蛇足以外の何物でもないのでは?と言いたくなる。プロフィールにも記載してある様に、初めて読んだのは今から23年前。当時ミステリという名の世界に読者として殆ど処女航海に等しい船出をしたばかりの自分にとっては一生忘れる事が出来ない読書体験となった。たったの1行で世界が反転するという感覚も生まれて初めて味わった。読後の感想としては「色褪せない」の一言に尽きる。贅沢なメンバーである33人の作家による寄稿エッセイの方がお金を払った価値があったかも(^^

2017/09/21

ゆう

30周年記念に発行された愛蔵版。島に建てられた十角館に集まったミステリ研究会のメンバーがひとりまたひとりの殺されていく。内部犯行か外部の犯行か。初めて読んだ訳じゃないはずなのに、なにこの衝撃。あの一行のうわぁ!!が。やっぱり十角館はすごい。別冊のブックレット、豪華メンバーの作家さんたちのメッセージに大きく頷いた。館シリーズは未読のものが多かったりするので、これを機に館シリーズを手に取っていこうと思っている。

2018/08/29

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