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十角館の殺人 限定愛蔵版

十角館の殺人 限定愛蔵版

十角館の殺人 限定愛蔵版

作家
綾辻行人
出版社
講談社
発売日
2017-09-06
ISBN
9784062207713
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十角館の殺人 限定愛蔵版 / 感想・レビュー

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aquamarine

私がこの本に出会ったのは、発表されてから数年が経った頃でしたが、その時の驚愕で頭が真っ白になったという状況を今でも思い出せます。その後新本格と名の付くものを読み漁り、彼らが影響を受けた海外ミステリをも次から次へと読みました。この本に出会ったからこその私の読書歴があります。そしてそんな人はきっと多いのでしょうね。寄稿されている33名、全てが代表作をすぐ思い浮かべられる作家様ですが、この中の多くの方が十角館に影響を受けて作家人生を歩まれたことを思うと、十角館が書かれ、出版されたことにさらなる感謝を覚えます。→

2017/09/24

勇波

本書が世に出て30年が経つとな…。この作品が本邦推理小説の大きな転換点になったのはもう誰しも認めざるを得ないでしょう。そして『限定愛蔵版』となると是が非でも手元に置かねばなるまいに。そして何度目かわからんくらいの再読です。やっぱこの作品はいつまで経っても色褪せない。装丁が変わるだけで今までより面白く感じる不思議さよ。あと残るは最終館が控えている訳でありますが、早く読みたい反面まだ10年くらい引っ張って欲しいとも。YAKATAロスになるのが怖いんですよ★

2017/09/13

きっしぃ

≪読んだ本登録1200冊目≫しばらく読書から離れていた自分の再び読書にハマるきっかけとなった一冊。あの一言の衝撃を越える作品にはいまでも巡り会えていない。大まかなあらすじは覚えていたけど、こんなところも伏線だったのかと、改めて感心させられました。館シリーズは既刊分は既読ですが、あらためて島田さんと江南くんの出会い、中村青司の最期など、館シリーズの根底はここにあったんだと、とても感慨深い気持ちです。10個目、最後の館ではどんな事件が起こるんだろう。それまでに再読しておかないと…!

2017/09/29

山本真一郎

読了。はっきり言ってこの作品のレビューを自分如きが今更投稿するのは蛇足以外の何物でもないのでは?と言いたくなる。プロフィールにも記載してある様に、初めて読んだのは今から23年前。当時ミステリという名の世界に読者として殆ど処女航海に等しい船出をしたばかりの自分にとっては一生忘れる事が出来ない読書体験となった。たったの1行で世界が反転するという感覚も生まれて初めて味わった。読後の感想としては「色褪せない」の一言に尽きる。贅沢なメンバーである33人の作家による寄稿エッセイの方がお金を払った価値があったかも(^^

2017/09/21

ゆう

30周年記念に発行された愛蔵版。島に建てられた十角館に集まったミステリ研究会のメンバーがひとりまたひとりの殺されていく。内部犯行か外部の犯行か。初めて読んだ訳じゃないはずなのに、なにこの衝撃。あの一行のうわぁ!!が。やっぱり十角館はすごい。別冊のブックレット、豪華メンバーの作家さんたちのメッセージに大きく頷いた。館シリーズは未読のものが多かったりするので、これを機に館シリーズを手に取っていこうと思っている。

2018/08/29

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