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五月の独房にて

五月の独房にて

五月の独房にて

作家
岩井志麻子
出版社
小学館
発売日
2009-01-29
ISBN
9784093797986
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五月の独房にて / 感想・レビュー

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そのぼん

バラバラ殺人を犯して服役している女性の半生を追っていくストーリーでした。途中、殺人や死体損壊をしているところの描写が妙に生々しくて不気味でした。後味も悪いです。

2012/09/17

うーちゃん

実話(福岡美容師殺人事件)を基にしたフィクション。普段からイヤミスもバッドエンドも読むほうだが、この作品にミステリー要素や二転三転の展開はないので、同じような描写が繰り返されるだけで最後までカタルシスを感じられない 冗長なつくりになっているように感じる。他の方も書いておられたが、実話ベースなら「グロテスク」のように 読み物として読者を引き込むようなアレンジを加えるか、もしくは 堅実なノンフィクションとして作品にするか、が良かったのではないだろうか。岩井さんの岡山ホラーは好きなので、また書いてほしい。

2014/02/19

今夜は眠れない

いやあ怖かった‼️なんとも訳のわからない怖さ。12時読了。真夜中3時まで眠れなかった。この著者の作品はしばし止め。

2015/11/11

カラシニコフ

狂気、以外のなにものでもない。冷静を装った語り口から出所後の衝撃。恐ろしい作家。 ★★★★★

2019/06/09

からっぽな蛙《真梨江》

[図書館]読み進めながら“5月はどの季節にも属さない、『5月』っていうひとつの季節みたいだなぁ…”とぼんやり思った。春っていうには遅すぎるし、夏にははやいし。初夏っちゃ初夏だけど、まだ梅雨がある。暑くも肌寒くもある、そんな季節だからこそ彩子のなかでなにかが壊れて、なにかが始まってしまったのかも。彩子は最初から最後まで自分を可哀想な被害者だと思っていて、それがいかに狂気に満ちているか、彼女にはわからないまま正当性だけを押し付けてくる。だけど、彼女はずっと独房に囚われているのだからそれでいいんだろうな。

2012/11/24

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