KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

水谷豊 自伝

水谷豊 自伝

水谷豊 自伝

作家
水谷豊
松田 美智子
出版社
新潮社
発売日
2023-07-13
ISBN
9784103064534
amazonで購入する Kindle版を購入する

水谷豊 自伝 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Willie the Wildcat

ヒトとの出会いで振り返る半生。プロフェッションの起点となった加山と、俳優道の運命を決定づけた小坂。俳優の指針となった鶴田、宇津井、そして三國。西田のコメントと貧困ジャーナリズム大賞が、氏の価値観。最も印象的なのが、長台詞の件。「自分だけの大変さ=自分にしか味わえない喜び」、業界は異なれどこれ全く同感(喜び=糧)。一方、市川監督のお褒めの言葉とそのオチには、思わず笑った。因みに、敢えて松田について多くを語らない姿勢に、そのきずなの強さが滲む。※敬称略

2023/11/18

pohcho

インタビューによる自伝。作者は故・松田優作さんの最初の奥様。相棒の右京さんと違いご本人は愛されキャラ。朗らかで笑い上戸、でも一本筋は通っていて、ちょっと不思議なところのある方。天気を操る話はびっくり(ほんとかな?)すごい方向音痴(イチローも?)は笑ってしまった。相棒ファンとして第四章は興奮気味に読んだ(再放送も見るので紹介された回は全部わかって楽しい)。奥様(蘭さん)の言葉も印象的だった。妻に「太陽」と評される男性ってすごいね。とても面白かった。相棒22も楽しみー。

2023/09/29

再び読書

松田優作の前妻である松田美智子氏のインタヴューに基づく水谷豊の自伝。松田優作と水谷豊の友人関係は有名で、お互いの主演ドラマに出演する仲。「傷だらけの天使」の乾亨で”アニーキ~”とショーケンになついていた彼を知っていたぼくは、「相棒」の杉下右京の嫌味なまでに紳士と反発心を心に秘めた役柄は逆に馴染まなかった。当然「熱中時代・教師編」での北野広大にも影響されadidasのジャージが欲しかった学生時代を経て、「あんちゃん」を経て蘭さんと今でも呼んでいる伊藤蘭と再婚する。彼のユーモアと優しい人柄が感じられた作品

2023/12/14

くさてる

私は「熱中時代」以降の「事件記者チャボ」とか「あんちゃん」と言った連続TVドラマの水谷豊が大好きな少女時代を送り、「相棒」はまったくの未見、でもずっとゆるく好きな俳優という感じだったのですが、面白く読みました。昭和の芸能会を生き抜いた人気者なのに、ギラギラしたところがまったくない、穏やかで、でも芯がある個性の持ち主であることが分かる語り口が印象的です。

2023/09/24

tetsubun1000mg

水谷豊ファンでもないし「相棒」ファンでもないのになんとなく選んだのだが、想像の遥か上を行く面白さだった。 ドラマで現役の警部役を続けてみているし、老けた様子も全く見られないので勝手に60歳くらいだと思い込んでいたのだが古希を迎えていたことも驚き。 インタビュアーが松田優作の元奥さん松田美智子さんだったのが良かったらしく、水谷さんが自分の言葉で語っている。 自伝と言っても周囲の人のコメントはほとんどなく、自ら言葉を発しているのが伝わってくる。 ショーケンや松田優作とのエピソードはリアルで非常に興味深い。

2023/09/24

感想・レビューをもっと見る