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自転しながら公転する

自転しながら公転する

自転しながら公転する

作家
山本文緒
出版社
新潮社
発売日
2020-09-28
ISBN
9784103080121
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自転しながら公転する / 感想・レビュー

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ミカママ

語彙や文章のスタイルが、意図せずにこちらの心の襞にグイグイ沁みてくる作家さん、というのが存在する。わたしにとって山本文緒さんはその代表的なひとり。長いこと体調を崩されていて、ファンとしては心配ながらも新作を首を長くしてお待ちしていた。7年ぶりだというこの長編、冒頭はその閉塞感から息の詰まるような思いもしたし、主人公の母親の更年期障害からのうつ病は、おそらくご自身の体験を余すことなく描かれたのだろう。プロローグとエピローグは書き下ろしとのことだが、この加筆部分のスゴさにも舌を巻いた。さすがだぜ。

2020/12/20

starbro

七年ぶりの新刊、久々山本 文緒の作品を読みました。本書は、アラサー女子のリアル、令和著者版金色夜叉の秀作、読み応えがありました。今年のBEST20候補です。茨城のアウトレットとは、あみプレミアム・アウトレットでしょうか? https://www.premiumoutlets.co.jp/ami/ https://www.shinchosha.co.jp/jiten-kouten/

2020/11/11

のぶ

ひとりの女性の生き方に一石を投じたような面白い作品だった。主人公は32歳の独身女性、与野都。重度の更年期障害の母親を抱えていて、アパレルのバイトをしながら看病に奔走していた。そんなある日、年下の寿司職人、貫一と知り合い恋人関係になる。恋愛を続けながら、結婚に対しての将来も気になっているが今一歩踏み切れない。貫一の人格にいろいろ問題があり、交際中もいろいろな出来事が起きる。このあたりが読んでいてとても面白い。都の将来はどうなるのか?山本さんらしさが良く出た傑作小説だった。

2020/11/06

machi☺︎︎゛

地元のモールで働く都。恋にも仕事にも家族にも全部中途半端でただ毎日を過ごす生活。モール内のお寿司屋さんで働く貫一と出会い都の生活にも変化が訪れる。都の優柔不断な感じの性格にも貫一の言い訳ばかりの性格にも全く共感できずダラダラと読んだけれど、プロローグとエピローグが繋がった時、それまでの話も意味があったんだと気づいた。諦めずに最後まで読んで良かった。まさにこのタイトルがピッタリの話だった。

2021/01/23

buchipanda3

仕事に恋愛に家族、色々なものが交差していた小説。途中、自分ならどうだろうとか思いながら気が付けばあっという間に読み終えていた。読後はどこか心を素直なものに置き換えてくれる心地良さに満たされていた自分。私も自分本位だし、不安から逃げたくなることもある。だけどそれを呪いの言葉のように良くない事って決め付けると自分の本当の気持ちを見失ってしまう。自分の本音と向かい合う、でも一人でぐるぐるじゃなくて相手と分かち合うことも大事なのだなと思った。素の自分と向き合う覚悟を持った都が見せた蹴り、かっこよかったなあ。

2020/10/12

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