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赤松利市

赤松利市 写真:山口宏之
職業・肩書き
作家
ふりがな
あかまつ・りいち

プロフィール

最終更新 : 2019-11-20

1956年、香川県生まれ。さまざまな職業を経験した後、2018年「藻屑蟹」で第1回大藪春彦新人賞を受賞して作家デビュー。「住所不定・無職」の大型新人として注目を集める。初長編『鯖』は、今野敏、馳星周に絶賛された。大の魚好きで、学生時代にランチュウを飼育していた経験もある。

受賞歴

最終更新 : 2019-11-20

2018年
「藻屑蟹」第1回大藪春彦新人賞

「赤松利市」のおすすめ記事・レビュー

住所不定生活にピリオド。赤松利市が、被災地で肉体労働をしながら書き継いだ『アウターライズ』は、今の日本へのアンチテーゼ!

住所不定生活にピリオド。赤松利市が、被災地で肉体労働をしながら書き継いだ『アウターライズ』は、今の日本へのアンチテーゼ!

 2018年、第1回大藪春彦新人賞を受賞した「藻屑蟹」で“住所不定、無職”の大型新人作家として鮮烈なデビューを飾った赤松利市さん。その後も迫力のアウトロー小説『鯖』、衝撃的私小説『ボダ子』、スカトロ純愛ファンタジー『純子』と、一作ごとに新しい世界を切り拓いてきた、活字好き最注目の作家だ。

『アウターライズ』(赤松利市/中央公論新社)

 3月9日に発売された新作『アウターライズ』(赤松利市/中央公論新社)が扱っているのは、東北地方での正断層型のアウターライズ地震の発生と、“東北独立”というセンセーショナルな題材。東北地方が〈東北国〉として独立を果たしたもうひとつの2020年代を舞台に、防災と復興、そしてこの社会のあるべき姿を読者に突きつける。

 東北の被災地で土木作業員をしている時代に構想され、長い歳月をかけて紡がれたという壮大な物語が、ついに姿を現す。議論を呼ぶこと必至の渾身作『アウターライズ』に込めた思いを、著者の赤松さんにうかがった。

被災地で肉体労働をしながら書き継いだ物語

――赤松さんが“62歳、住所不定、無職”の新人として、鮮烈なデビューを果た…

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話題の作家を生み出す大藪春彦新人賞! 赤松利市「後輩と潰し合いがしたい」×西尾潤「罪を犯してしまう、その気持ちが知りたい」

話題の作家を生み出す大藪春彦新人賞! 赤松利市「後輩と潰し合いがしたい」×西尾潤「罪を犯してしまう、その気持ちが知りたい」

 実体験をベースにしたという衝撃作『ボダ子』をはじめ、『鯖』『純子』『らんちう』と、実にさまざまな話題作を生み出し続けている作家・赤松利市さん。9月末には、セクシュアルマイノリティの“老い”をテーマにした『犬』を上梓し、その過激な内容がまたしても物議を醸している。

 そんな赤松さんがデビューするきっかけとなったのは、2018年に創設された「大藪春彦新人賞」だ。応募作『藻屑蟹』は原発の除染作業員を主人公とした物語であり、淡々とした語り口で、人間の欲望や醜さを描ききった。以降の活躍ぶりは言わずもがな。デビューしてまだ2年ほどにもかかわらず、ハイスピードで次々と作品を生み出している。

 そして、同賞から二人目の作家が誕生した。それが『愚か者の身分』でデビューを果たしたばかりの西尾潤さんである。

 本作のテーマとなっているのは、「戸籍ビジネス」。社会の最下層で蠢く半グレたちを主人公に、彼らの闇や一筋の希望を描いている。選考委員からは「突き抜けた何かがある」と評価された西尾さん。デビューしたばかりだが、赤松さんのように文壇で活躍することは想像に難くない。

 そこ…

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救い難き人

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作家
赤松利市
出版社
徳間書店
発売日
2023-07-29
ISBN
9784198656157
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隅田川心中

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作家
赤松利市
出版社
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発売日
2021-02-17
ISBN
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あじろ

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作家
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2024-05-22
ISBN
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