「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる古典『平家物語』を、全く知らない方もいないだろう。私は学生の時、授業で読んだ記憶がある。その時「……つまらない」…
文芸・カルチャー
2016/12/15
本作は1932年『婦人公論』に「滅びゆく琉球女の手記」を書いた、久志芙沙子(くしふさこ)氏という実在の人物をモチーフにしたフィクションである。 この小説の主人公は明…
文芸・カルチャー
2016/12/10
いつの時代にも、小説や漫画、映画などのフィクションの世界には、主人公と病気のヒロインとの恋愛を描くスタイルがある。最近だと『四月は君の嘘』、少し古いところだと…
文芸・カルチャー
2016/11/4
人は他者の顔を確認することで、その存在を確認する。顔に浮かぶ表情を読み取ることで、他者の心を理解しようと努める。顔は人間関係の構築において、とても重要なパーツ…
文芸・カルチャー
2016/11/3
芥川賞に直木賞、ノーベル文学賞まで、8つの賞から文学の最先端をのぞく、史上初の世界文学賞ガイド『世界の8大文学賞~受賞作から読み解く現代小説の今~』が2016年9月23…
文芸・カルチャー
2016/9/20
アジア最大級の国際短編映画祭「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア2016」が6月2日(木)から開催されている。オープニングセレモニーでは、2015年から…
文芸・カルチャー
2016/6/6
大人にも読み応えのある「昔ばなし」を取り上げ、原点に忠実に再現した『読めば読むほど恐ろしい原典「日本昔ばなし」』。子殺し、残酷な仕打ち、剥き出しの性欲…。目を背…
文芸・カルチャー
2016/4/27
文系と理系。日本ではとりわけその違いが語られる機会も多く、実際、昨今は大学の「文系不要論」も大きな話題を集めた。しかし本来、学問というのはその分類に問わず「横…
文芸・カルチャー
2016/4/18
2016年2月23日(火)、『永遠の始まり』第3巻・第4巻が同時発売され、超大作「百年三部作」シリーズが遂に完結を迎えた。 著者は世界的人気作家ケン・フォレット。1978年…
文芸・カルチャー
2016/3/19
「小説家になろう」や「エブリスタ」などの投稿サイトが、新たな才能が生まれてくる場として活況を呈している。そこに2月29日、株式会社KADOKAWAの「カクヨム」がローンチ…
文芸・カルチャー
2016/2/27
フランスの作家、ピエール・ルメートル氏と言えば、『その女アレックス』(ピエール・ルメートル/文藝春秋)の大ブレイクが記憶に新しい。それまで彼は、日本でほとんど無…
文芸・カルチャー
2016/2/3
2014年11月から刊行をスタートした「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集(全30巻)」。今をときめく豪華作家陣が古典を新訳する全集の刊行は、半世紀ぶりということもあり、…
文芸・カルチャー
2015/12/1
初のオールカラー豪華イラスト版『ハリー・ポッターと賢者の石 <イラスト版>』が、2015年11月10日(火)に発売されることとなった。シリーズ第1作目『ハリー・ポッター…
文芸・カルチャー
2015/10/27
『職業としての小説家』もそうだが、毎回新刊が発売されるたびに、これでもかというほど話題となる村上春樹氏。作家でここまで大々的に取り上げられる人なんて、他にちょ…
小説・エッセイ
2015/10/22
有名すぎて、今さら読んでいないとは言えないあの名作…。有名すぎて読んだのかまだだったのか自分でもわからなくなってしまったあの傑作…。いまさら「読んだことない」と…
マンガ
2015/9/27
2022年、フランス大統領選。極右・国民戦線党首と穏健イスラーム政党党首が決選投票に残る。投票当日、各地の投票所でテロが発生し、国全体に報道管制が敷かれる中、フラ…
文芸・カルチャー
2015/9/14
「FBIがひとりの著名人を24年間も監視していた!」 まるで映画のような話を、米紙「ワシントン・ポスト」が報じた。しかも、日本でも人気を誇るベネズエラ出身のノーベル…
文芸・カルチャー
2015/9/12
2007年にロックバンド・Janne Da Arcのボーカルyasuのソロプロジェクトとして始動したAcid Black Cherry。2015年8月31日(月)に発売されたストーリーブック『L ‐エル‐』…
文芸・カルチャー
2015/9/7
日本でもっともノーベル文学賞に近い小説家と言われ、日本のみならず世界も注目する村上春樹の新刊『職業としての小説家』が、いよいよ2015年9月10日(木)に発売を迎える…
文芸・カルチャー
2015/8/28
愛おしき変態本の世界 『春琴抄』(谷崎潤一郎/新潮社) 「愛おしき変態本」最終回は、“変態のラスボス”と言っても過言ではない、2015年7月に没後50年を迎えた谷崎潤一郎…
変態
2015/8/8
『砂の女』(安部公房/新潮社) 「愛おしき変態本」第7回は、安部公房の『砂の女』をお送りする。1962年に発表され、読売文学賞やフランスの最優秀外国文学賞を受賞、20数…
変態
2015/8/1
『ヰタ・セクスアリス』(森鴎外) 「愛おしき変態本」第5回は、1909年(明治42年)に発表された、森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』(新潮文庫)をお送りする。作家と軍医…
エロ
2015/7/18
『痕跡本の世界 古本に残された不思議な何か』(古沢和宏/ちくま文庫) ふつう、書き込みなどのある古本は「キズ物」のように扱われ、古本屋にもお客さんにも忌み嫌われる…
文芸・カルチャー
2015/7/15
『パノラマ島奇談』(江戸川乱歩) 「愛おしき変態本」第4回は、名探偵「明智小五郎」の生み親である江戸川乱歩をお送りする。独自の怪異な世界を描きながらもなぜか美し…
変態
2015/7/11
『盗作の言語学 表現のオリジナリティーを考える』(今野真二/集英社) 大学生が授業のレポートや卒業論文をネット上からそのままコピペして提出したり、Twitter上で他人…
文芸・カルチャー
2015/7/7
『憂国』(三島由紀夫) 「愛おしき変態本」第3回は、三島由紀夫の『憂国』をお届けする。昭和の時代を生き、ノーベル文学賞候補ともいわれた日本を代表する作家のプロフ…
セックス
2015/6/27
栄えある(?)「愛おしき変態本の世界」第1回作品に選ばれたのは、田山花袋の『少女病』という短編だ。田山花袋をよく知っている人はそれほど多くないと思うので、まずは…
エロ
2015/5/30
純文学界に衝撃を与えた、ピース・又吉直樹の処女小説『火花』(文藝春秋)。この作品が掲載された『文學界』(文藝春秋)は、83年の歴史上初の増刷となった。現在までの…
文芸・カルチャー
2015/5/25
『少女小説辞典』(長谷川啓,岩淵宏子他/東京堂出版) あなたは初めて読んだ少女小説を覚えていますか?ヒロインが男の子に恋して胸を焦がす気持ちに共感したり、ちょっと…
文芸・カルチャー
2015/5/6
『美しい星』(三島由紀夫/新潮社) 三島由紀夫はUFOマニアだった。 と聞くと、「またまた~」と疑いの目を向ける方がいるかもしれない。しかしこれは冗談でもネタでもな…
オカルト
2015/5/2
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あばれる君 初エッセイ『自分は、家族なしでは生きていけません。』発売記念サイン会を5/25 SHIBUYA TSUTAYAで開催