『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫/KADOKAWA メディアファクトリー) 暑い。8月も終わりに近づいたとはいえ、気候的にはまだまだ夏真っ盛りといったところだ。 こ…
文芸・カルチャー
2014/8/22
「名月をとってくれろと泣く子かな」という俳句を思い出しながら、大人だって同じようなもので、月が、火星が、土星が、太陽が、すべて自分の手に入るように無邪気に思っ…
SF
2014/8/21
SFと言えばロボット・タイムマシーン・宇宙人が三大お約束。本作『へんなねえさん』でもしっかりとそのあたりをきっちり握った短編集なのですが、その中身がまったくもっ…
SF
2014/8/8
『SFを実現する3Dプリンタの想像力』(田中浩也/講談社) 今年5月、インターネットから得たデータをもとに、自宅の3Dプリンタでお手製の銃を作ったとして男が逮捕された。…
社会
2014/7/4
ペナンブラ氏の24時間書店』(ロビン・スローン:著、島村浩子:訳/東京創元社) スマホやパソコン、電子書籍端末などで、世界中の情報や商品が手に入るのが当たり前のこ…
文芸・カルチャー
2014/6/9
上手くいかない仕事も人間関係も恋愛も全て見てみぬフリして「そんな人生じゃないよ、逆転できるはずだよ」と笑っていたい。不条理な日々の中で降り注ぐストレスに私たち…
GANTZ
2014/6/5
『足摺り水族館』(panpanya/1月と7月) 長期連載してこそ人気マンガ。そんな先入観にとらわれてはいないだろうか? もちろん、ヒットマンガの多くは巻を重ね、物語をぐん…
マンガ
2014/5/11
『ノストラダムス・ラブ』(冬川智子/小学館) 多く巻数を重ねて長期連載してこそヒットにつながる、昭和の時代、マンガ界にはそのような常識があったように思う。しかし…
マンガ
2014/5/10
『戦前日本SF映画創世記 ゴジラは何でできているか』(高槻真樹/河出書房新社) 怪獣王・ゴジラの誕生から今年でちょうど60年が経つ。 第1作『ゴジラ』が1954年に公開され…
映画
2014/5/3
生きるためには衣食住の必要があるわけですが、どうやら世の中には、タバコと酒と自由があれば生きていける人種もいるようです。「アウトロー」や「ハードボイルド」とい…
SF
2014/4/14
毎年、天体ショーが多くのファンの胸を熱くさせます。2014年も、10月8日の皆既月食、8月13日が極大といわれるペルセウス座流星群ほかいくつかの流星ショーなどがあります…
SF
2014/3/28
宇宙旅行だって夢ではない現代、思い描いていた未来が現実となってしまえば、SF作家は商売あがったりか、と思いきや、その人気は高まるばかりだ。現実味が増せば増すほど…
小説・エッセイ
2014/3/22
『乙女の読書道』(池澤春菜/本の雑誌社) アニメ『ケロロ軍曹』の西澤桃華役などで知られる声優・池澤春菜が初の書評集を刊行した。タイトルはずばり『乙女の読書道』(本…
文芸・カルチャー
2014/3/11
『白暮のクロニクル』(ゆうきまさみ/小学館) ゆうきまさみの最新作『白暮のクロニクル』第1巻の帯には、こんな著者自身のコメントが載っている。 「歴史、ミステリー、…
マンガ
2014/2/26
ガンジー、ニュートン、ガリレオ・ガリレイ、切り裂きジャックに織田信長! 歴史上の偉人の記憶を受け継ぐ戦士たちが、特殊能力で宇宙怪獣と丁々発止の戦闘を繰り広げる、…
SF
2014/1/30
記憶を持つ人間は寝ても醒めても悪夢を見る。人に悪夢を見させるのは、いつも過去に対する後悔だ。心の傷は簡単には癒えない。自らの傷が癒えるその時まで、胸の内に黒い…
小説・エッセイ
2014/1/29
もし、私達の毎日が単調に見えたとしても、つまらない日々がエンドレスリピートして見えたとしても、私達の毎日にはどの日にもちゃんと個性がある。だが、同じ日がただ永…
ライトノベル
2014/1/4
『BLAME!』から約5年を経て、満を持して登場した弐瓶(にへい)先生の『シドニアの騎士』は知る人ぞ知るSF長編作品。現在も『月刊アフタヌーン』で連載中であり、2014年…
SF
2013/12/19
『時をかける少女』といえば筒井康隆のジュブナイルSF小説。何度も映画化され、発表から40年以上たった今でも多くの少年少女に親しまれています。さて、今作の『リライト…
小説・エッセイ
2013/11/12
“スピンアウト”と申しましょうか。そう、本作は端的に言うと、スピンアウトであります。 コンテンツ戦国時代の今、連作や続編も去ることながら、スピンオフという言葉も随…
SF
2013/9/22
1984年に角川書店から発売され、全52巻、累計1000万部を記録した「宇宙皇子」シリーズ。ダ・ヴィンチ読者には、その名を記憶している方も多いことだろう。残念ながら現在…
ピックアップ
2013/9/6
架空戦記と呼ばれるジャンルが一大ブームを巻き起こしたことがある。実在の歴史(主に戦争)を題材に、「もし、あのとき〜だったら」という筋立てであるため「IF戦記」と…
新刊著者インタビュー
2013/9/6
朝日新聞の書評で「先の読めない緊迫感あふれる展開で読者を引っぱりながら、さまざまな葛藤を抱える主人公の内面をも掘り下げる。急流なのに深みのある川みたいなもので…
SF
2013/9/6
「マンガ大賞2011」ノーミネートのタイムストップSFマンガ『刻刻』は、水木しげる先生や小説家の伊坂幸太郎氏が絶賛したという作品です。特に伊坂氏は「最近、“何か面白い…
SF
2013/8/14
『屍者の帝国』(伊藤計劃、円城塔/河出書房新社) 今、「日本SFの夏」なのだという。先日発売されたSF評論集『ポストヒューマニティーズ伊藤計劃以後のSF』では、一時“冬…
文芸・カルチャー
2013/8/8
『かわいそうな真弓さん』 (西村ツチカ/徳間書店) 毎日膨大な量の本に接し、本の知識なら誰にも負けない“本のソムリエ”としてとっても頼りになる書店員さん。そこで今回…
マンガ
2013/8/8
ライトノベルやアニメなどではすっかり定着したワードとなった“中二病”。中二病設定の作品には、自分には何か特別な力があって、その力が目覚めるのを封じ込められていた…
SF
2013/8/6
『記憶をコントロールする分子脳科学の挑戦』(井ノ口馨/岩波書店) 1982年に公開された映画『ブレードランナー』(原作はフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気…
科学
2013/7/25
電子書籍ストアhontoでは、「日本の“怪獣災害”を予測・阻止せよ!『MM9』期間限定半額」キャンペーンを実施中。 日夜“怪獣災害”と闘いつづける気象庁特異生物対策部。『MM…
SF
2013/5/29
スペースオペラの老舗的ノベル「クラッシャージョウ」シリーズ(高千穂 遙:著、安彦良和:イラスト/早川書房)の最新作『水の迷宮』が2月に刊行された。SF作家として人気…
文芸・カルチャー
2013/3/18
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井口裕香「地球みたいに丸いおしりが撮れた」。“飾らないエロさ”を意識して生まれたセカンド写真集「MORE MORE MORE」の本気度を語るロングインタビュー
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竹を切るときは慎重に! 翁が光る竹を切ると、中から美しい子ねこが現れて… 【竹取物語なねこ】/みっけ!ねこむかしばなし⑥
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