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Another 2001(上) (角川文庫)

Another 2001(上) (角川文庫)

Another 2001(上) (角川文庫)

作家
綾辻行人
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-06-13
ISBN
9784041134078
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【京極夏彦特集】寄稿&インタビュー「拝啓、京極夏彦様」/綾辻行人さん

 ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年10月号からの転載です。

 京極夏彦とはどのような人物なのだろうか。それは京極ワールドを楽しむ私たちにとって、永遠の謎である――! 京極夏彦さんと共に作品を作り上げた方々、またご親交のある作家の皆さまに、京極さんとの思い出や京極作品の魅力について伺いました。今回は綾辻行人さんです。

撮影:大坪尚人

初対面・初対談の記憶  京極さんとの初の対面は、記録によれば一九九五年一月二十四日火曜日の逢魔が刻。この文章を書いている現時点(いま)から見て二十八年半ほど前になるが、本当はすでに三百年くらい経っているような気がしないでもない。当時の記憶もすっかり薄れたり混乱していたりして、どうにもダメダメな感じの昨今……なのだけれど、考えてみれば自分ももう齢六十過ぎで、京極さんもこの春に還暦のお祝いがあったそうだし、まあこんなものかと思うことにしよう。  記録によれば、初対面の場所は東京・帝国ホテルの一室で、これは『小説現代メフィスト』一九九五年四月増刊号に掲載する対談のために用意された部屋だった。  前年九月に京極さんが講談社…

2023/9/13

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Another 2001(上) (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

待ちに待った文庫化。あの『Another』の衝撃を再び楽しむ事ができる喜びに感謝!前作から3年後を舞台に巻き起こる〈災厄〉。今作ではエピソードSに登場し、鳴と出会う事になった“比良塚想”を軸にして、三年三組を襲う〈災厄〉に立ち向かっていく…。上巻、まだまだ序盤にも関わらず綾辻ワールドへ惹き込む吸引力が半端ない!!前作までの流れで起こりうる展開はおおよそ想像できるのに、全く飽きる事なく一気に読み耽った。怒涛の様に押し寄せる不穏な数々…どんな終息を迎えるのだろうか。その結末を知る為、下巻へと向かう!

2023/07/16

相田うえお

★★★★☆23071【Another 2001(上) (綾辻 行人さん)】Another〜AnotherエピソードSの物凄く強烈なインパクトに圧倒されたのもあってAnother2001を読み始めるのが楽しみでだったんです。でも勿体無かったので暫く積んでたんですよね。本作品も想像以上に度肝を抜かれました。当方の限界を超えてます。やはり『ある年』は始まってしまったのですね〜(ま、『ない年』を小説にしても、しゃ〜ないけど)起こり得ないことが起こる怖さ、計り知れません。ラスト!とうとう厄が来ましたよ〜。後半へ〜!

2023/11/02

HANA

前作から三年の時を経て、三年三組に再び「現象」が起きてクラスは濃厚な死の香りに包まれる。前作を読んでいるのでそれへの対処を読者は知っているのに、関係者は知らないというのがまずポイント。前作とは逆にどういう風にそれを見つけるかというのが倒叙形ミステリみたいで興味をそそられる。また誰が「それ」に当たるのかというのも、読者だけがわかる仕組みに。将来の悲劇がもう目に見えるようである。本巻では本格的な災厄が訪れる前だというのに、もう目が離せなくなってしまった。いよいよ事件が起きたところで下巻に。続きが本当に楽しみ。

2023/07/10

えみ

あぁ、またやってきてしまった夜見山北中学校3年3組の〈厄災〉が…。今でも詳細を思い出せるほど『Another』の衝撃は凄かったが、今回も負けず劣らず最凶の予感しかしない。『Another』『AnotherエピソードS』に続く3年後の恐怖を描く学園ホラー。思い出す、あの人の最期を…。そしたまた「ある年」がやってくる。死者がクラスに紛れこむことで起こる人の死を招く〈超自然的自然災害〉の数々。対策を講じても迫りくる絶望。3年3組の生徒である想は〈厄災〉を食い止めるため自ら「いないもの」となったはずだったが…。

2023/06/18

ま~くん

夜見山北中学3年3組に襲い掛かる「災厄」。その年に当たってしまうと「対策」を取っても次々に3年3組の生徒、親、関係者が非業の死を遂げてしまう。比良塚想は自身を「いないもの」として目に見えない災いから逃れるべく振る舞うが失敗に終わる。何故、災厄は起こるのか、どうすれば止めることが出来るのか。上巻は一気に3人も死亡したところで終了。「犯人はお前だ!」的なエンディングになるのか、それともオカルト的要素が絡んでいるのか。やっぱり見崎鳴が真相解明の鍵を握っているんだろうか。想像以上に面白く読了。早速、下巻へ。

2023/10/10

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