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人間の悲劇 (講談社文芸文庫)

人間の悲劇 (講談社文芸文庫)

人間の悲劇 (講談社文芸文庫)

作家
金子光晴
粟津則雄
出版社
講談社
発売日
1997-02-07
ISBN
9784061975552
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人間の悲劇 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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勝浩1958

正直に言いまして、金子氏の詩は私には難しくてよく分からないところが多いのですが、「正しい意見とされているものを、吾人はよくよく警戒しなければならない。正しい意見はその正しさにもたれる重力でゆがみ、決してくるはずではなかった方角へ外れがちなのだ。僕らがふり返ってながめる歴史も、正義の捷利によって、人間の歴史というよりも、むしろ、素性のしれないばけものどもが、いかに多くの人間を愚弄し、人間を傷つけて、侮辱のかぎりをつくしてきたかという恥の記録、呪われた遺跡のようにおもわれる。」のような言葉に出会えて満足です。

2014/03/05

かず

フランスの詩人を彷彿とさせる美しい象徴詩。生死とか、人間についてのことを、こうだと言いきる力強さがある言葉が好きだ。

2012/03/04

若い脳

この哲学詩に触れ確信した。破壊、亡霊を超克するチャンスはまさしく今である。

2011/09/30

桜井晴也

「僕? 僕とはね、からっぽのことなのさ。」

2009/05/09

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