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目醒め (講談社文庫 と 27-7)

目醒め (講談社文庫 と 27-7)

目醒め (講談社文庫 と 27-7)

作家
藤堂志津子
出版社
講談社
発売日
1996-04-01
ISBN
9784062632164
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目醒め (講談社文庫 と 27-7) / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

1993年5月刊行「水色のノート」を改題して文庫化。父の恩師の息子である塩沢は両親の事故後恵子と疎遠になってしまった。そして30代になり恵と名を変えた恵子の前に再び現れた塩沢だったが。「今昔物語」の「近江の国のひとなった女の話」がモチーフとなった「厚化粧」。腹違いの妹美奈は恭子の恋人平野の事をなぜか嫌っていた。その理由は。「堤中納言物語」の「思はぬ方にとまりする少将」がモチーフとなった「黒い瞳」。

2001/10/31

meg

私はすごく良い本だと思った。 女性が女性であるという強みを感じた。

2023/11/27

山内正

下唇の縦皺が消えない化粧して隠すしか 三十一の化粧で減り張りのある顔に 新任支店長が人事を刷新した 会った気がする九鬼と姓で 十三年前に両親を亡くし父が恩ある息子の 援助してた塩沢さんが一人で考えると 今の面影失ってる自分を見たら興冷めに 私を名指しで社内刷新に情報が欲しいと 以前私と会った事が?と 旧姓を聞いたら過去の話だと言わない 私の許嫁を忘れずにと返事に彼も忘れずにいると分かった 私は名乗りはしない彼も忘れずにいてくれたからと

2024/04/21

keiko

そういう考え方の人もいるのかな〜という感じ〜

2015/06/12

山内正

鈴子の名で千代美が書いた手紙 冗談半分の好奇心で茂村へ 融通の効かない詰まらない男としか 返事は私など相手にせずとも他にいい人が 見事に欺かれた気がした 千代美は三年前に既に結婚している 女友だちの輪を広げ仲間の中心に 鈴子宛に再度返事か 千代美さんが留守の夜にお会いしましょう 何時かと仲間で飲みながら十一時過ぎた 来ないとベッドに横になる 夢かと夫とまぐわう夢に欲情した 目が醒めても男が上にいる 茂村が上に 明りが灯り皆が見つめてる 親にも夫にも合わせる顔がないと 二人で違う土地へ住み 夫が入院と知る

2024/05/15

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