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第160回直木賞受賞 宝島

第160回直木賞受賞 宝島

第160回直木賞受賞 宝島

作家
真藤順丈
出版社
講談社
発売日
2018-06-21
ISBN
9784065118634
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あらすじ

第160回直木賞受賞! 希望を祈るな。立ち上がり、走り出せ。愛は囁くな。大声で叫び、歌い上げろ。信じよう。仲間との絆を、恋人との愛を。美しい海を、熱を、人間の力を。あらすじ/英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み――グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は刑事になり、教師になり、テロリストになり――同じ夢に向かった。

「第160回直木賞受賞 宝島」のおすすめレビュー

【第160回直木賞受賞】2018年エンタメ小説界の大本命! 沖縄の戦後と“革命”をソウルフルに描いた真藤順丈『宝島』

『宝島』(真藤順丈/講談社)

 2008年にダ・ヴィンチ文学賞などを受賞してデビューした真藤順丈は、今年ちょうどデビュー10周年を迎える。その間に上梓した小説は(ノベライズを除くと)11冊。決して量産型の作家とはいえないが、『畦と銃』『夜の淵をひと廻り』など独創的なアイデアと文体によって紡がれる重厚な物語世界は、いずれも高い評価を受けてきた。

 そして待望の新作『宝島』(真藤順丈/講談社)が発売された。文芸評論家・池上冬樹がツイッターや書評で激賞、担当編集者が「本作が読者の胸に届かなければ、私は編集者をクビになってもいい」とコメントを発表するなど、発売前から注目を集めていた作品だ。果たしてどんな小説なのか。まずは簡単にあらすじを紹介しておこう。

 タイトルの『宝島』とは沖縄のこと。戦後間もない1952年、沖縄・コザ。当時この地には、アメリカ軍の施設から食料や衣類、薬などを盗み出す「戦果アギヤー 」と呼ばれる者たちがいた。なかでも20歳の「オンちゃん」は、アメリカ軍を相手に連戦連勝してきたすご腕の戦果アギャー。盗んできたものを貧しい人々に分け与え、コ…

2018/6/23

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第160回芥川賞は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R1分34秒』に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定!

 第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月16日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川賞」は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R(いちらうんど)1分34秒』の2作品に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定した。

【第160回芥川賞受賞作品】

『ニムロッド』(上田岳弘/講談社)

【あらすじ】 仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して――。新時代の仮想通貨小説!

【プロフィール】 上田岳弘●1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞受賞。2015年、「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年、『塔と重力』で平成29年度芸術選奨新…

2019/1/16

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第160回直木賞受賞 宝島 / 感想・レビュー

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W-G

著者の前情報無しで、面白そうだったので本屋で手に取ってみた。この時代、この場所の息苦しさを感じさせながら、主要人物3人の性格や、ユンタ―の語り口、すべてにどこか底抜けな明るさがあり爽やか。引き込まれる作品だった。かなりの長期間に渡る物語なので、おそらくコレが適量なのだろうが、急にグスクが、それまで出てきていない女性と結婚していたり、ヤマコの運動熱にはあまり触れられていなかったり、そういうところ「もっと読ませて!」という欲求をそそる。そして、グスクって本名はなんというのだろう?

2018/08/10

starbro

真藤順丈、2作目です。先日読んだ馳星周のパーフェクトワールドとほぼ同じ時代の琉球の物語。タイトルもパーフェクトワールド≒宝島と似ていますが、作家が違うとこうも内容が違うのかという感じです。本書は当時の琉球のリアル&熱&悲しみが伝わる骨太の作品でした。

2018/07/18

いつでも母さん

ん~ん、圧倒されました。想像以上の沖縄。どんどん話が広がって行き、どこにどう落としどころを付けるのか・・早朝から読み始め途中で止められませんでした。私はちっとも沖縄の事を知りませんでした。沖縄戦があって、基地があって、返還があって・・歴史と報道でしか知らないこと。知ろうとしなかった事。沖縄はただ綺麗な土地なんかじゃない。沖縄の人は温かく優しいだけじゃない。今も私たちは沖縄に甘えているんだ。彼らの「たっくるせ」その熱が伝わり「あきさみよー」と言葉が出る。彼らと一緒に生きた感じだった。お薦めです。

2018/07/10

🅼🆈½ ユニス™

第9回山田風太郎賞&160回直木賞受賞作🏆。 おためごかし、空約束、口からでまかせに疲れきって、寂寥とした冬の海をぼんやり眺めている長老達は今日も苦い思いに耽っているであろう。戦後から今まで続いている凄惨な沖縄史に胸を痛む大作だった。色んな意味で ‘読む疲れ’ があった、そして、読めて良かった一冊であった。

2019/02/17

ヲム

正直、返還前の沖縄がどの様なものだったのかを恥ずかしながらこの小説を読むまで気にもしなかった。 ストーリー的にも、オンちゃんという行方不明のヒーローを探しながら戦後直後から沖縄返還までをその恋人、親友、弟の目線で語られてて面白く読めた!! 直木賞ノミネート1回目で見事受賞なだけある!!

2019/03/14

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