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ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)

ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)

ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)

作家
青山美智子
朱野帰子
一穂ミチ
奥田亜希子
西條奈加
出版社
双葉社
発売日
2023-05-10
ISBN
9784575526660
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「ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)」のおすすめレビュー

疲れた心にそっと届ける、癒しの一杯。注目の作家陣による短編小説集『ほろよい読書 おかわり』

『ほろよい読書 おかわり(双葉文庫)』(青山美智子、朱野帰子、一穂ミチ、奥田亜希子、西條奈加/双葉社)

“今日も一日よくがんばった自分に、ご褒美の一杯を”

 上記のキャッチコピーのもと、2021年に刊行され多くの人に親しまれた『ほろよい読書』の第2弾、『ほろよい読書 おかわり(双葉文庫)』(双葉社)が、新たに上梓された。

 バーテンダーに想いを寄せる下戸の青年に差し出されたカクテル。本音を隠して出会った男女が、オイスターバーで繰り広げる飲み食い対決と心理戦。父の死後、16年ぶりに再会した継母と飲み交わす蒸留酒。「ありたい自分の姿」と「恋」の狭間で揺れる、少女の心とテキーラの滴。こだわりの日本酒が味わえる、ちょっと不思議な赤提灯の店。

 全5編からなる短編小説集を手掛けるのは、青山美智子氏、朱野帰子氏、一穂ミチ氏、奥田亜希子氏、西條奈加氏の5名。注目を集める作家陣が、胸に一物がある主人公の葛藤、癒し、再生までを繊細に描く。

 私が特に印象に残った作品は、一穂ミチ氏による『ホンサイホンベー』である。主人公の彩葉は、大学で日本文学の教鞭を執る父に育てられた。…

2023/5/17

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ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02) / 感想・レビュー

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mae.dat

シリーズ第2弾。5人の女性作家さんに依るアンソロジー。ほろよいを謳っている割には、下戸さんからガッツリ目の呑み迄ありましたね。どれも短篇の中に2転、3転する展開が仕込んであって。それで落ちはそれぞれ独特で好かったです。それぞれ今後が気になるよ。西條奈加さんの『タイムスリップ』は日本酒の話でした。暫く日本酒飲んでないなぁ。父親も熱燗飲んでいたし、独身の頃は定期的に飲みに行くお店もあったんだけど。なんて思い出しました。宣伝?って位神亀酒造推していて、思わず調べてしまいましたよ。今度買って来よう♪〜。

2023/07/30

ひさか

お酒にかかわる5つの短編アンソロジーを2023年5月双葉文庫から刊行。シリーズ2作目。奥田さんのは、お酒というより発酵をひっかけた人の想いがテーマになっていて楽しい。一穂さんの話のどんでん返し的なオチに驚ろきです。とてもインパクトがありました。総じて、前作に比べてお酒の比重が小さくなっているように感じましたが、お酒もタバコと同じように健康被害の観点で、敬遠の方向に進んでいるのかも…

2023/07/26

OSOGON15

「お酒」をテーマに描かれた短編集。第二弾なのですが、第一弾は未読でした。お酒がほとんど飲めないが私ですが雰囲気は好きだし、日本酒(純米大吟醸)カクテル、ジントニック・・どれも本当に美味しそうに描かれています。もちろん食べ物も。大注目の5名の作家さんのお話、短編ですがお得感でいっぱいです。どのお話も良かった。

2023/10/04

あすなろ

ほろ酔い本2巻である。変わらずのアンソロジー。今注目の作家さん達がラインナップされている。どれも正直1巻目と同じく甲乙付け難いのである。どの短編も唸らせてくれる。そして、お酒が飲みたくなる事も変わらず。あ、お酒を飲まない・飲めない方にも酔わせてくれる効果ある事請け合い。小説の効能としていかに読者を酔わせるかがある、とかつて北方謙三氏は記していたが、正に心地良く一編一編が違う種類の酒であり酔わせてくれ、読了すると美味いカクテルの様な2冊となっていると思う。

2023/08/26

びわこっこ

病院の定期検診に読んでる文庫本を持って行くのを忘れて、kIndle読書。検査で朝食抜きの私には辛いグルメ本だった!😓😭 作家さんの個性が出たお酒選びと酒の肴。オイスターバーの話にお腹がグウ〜!と鳴った! でも、ショートショートで美味しい話と隙間時間を、埋めてくれるストーリー、面白かった!👌🤗🙆🌿🙆

2023/07/06

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