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学問の自由が危ない──日本学術会議問題の深層

学問の自由が危ない──日本学術会議問題の深層

学問の自由が危ない──日本学術会議問題の深層

作家
佐藤学
上野千鶴子
内田樹
長谷部 恭男
杉田敦
髙山 佳奈子
木村草太
後藤弘子
池内了
三島憲一
永田和宏
鷲谷 いづみ
津田大介
出版社
晶文社
発売日
2021-01-29
ISBN
9784794972507
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ジャンル

学問の自由が危ない──日本学術会議問題の深層 / 感想・レビュー

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けんとまん1007

帯にあるとおりだと理解している。いわゆる権力側にいる人たちが、ますますせこく小さくなってきているし、狡さだけはある。それに対して、どのように声を上げるのか。この件だけなく、この国の劣化が止まらないことへの危機感。

2021/05/24

とよぽん

まず、佐藤学さんの「はじめに」で、この事件はクーデタだとあり驚いた。政権を担う人たちが何を企んできたのか、津田大介さんは振り返る。社会へ警鐘を鳴らす役割こそ学術会議の最も大切な役割という永田和宏さん。上野千鶴子、内田樹両氏の「あとがき」にも事の重大性と緊急性が訴えられていた。任命拒否された当事者の方の考えも知ることができて良かった。学術と政治、この関係の根本的なところを、今後私たちは注視していかなければならないと思った。

2021/06/23

ルピナスさん

私は当初、発足したばかりの菅内閣による日本学術会議会員6名の任命拒否は、自らの判断で行動を起こそうとする菅政権の意気込みの表れかと勘違いしてしまった。読友さんのレビューで問題の本質を知るまでは・・・。この約10年、海外から日本を見て政治を理解しようとする度に、船酔いのような感覚に陥っていた。いつの間にか忖度という言葉がはびこり、真剣な想いがはぐらかされる感覚。今の政治に学問が呑み込まれないで欲しい。本書に出会い、改めて認識した。学問とは、真理と自由を追求し、やがて社会全体の利益に繋がるとても尊いものだ。

2021/07/01

katoyann

菅義偉元首相による「日本学術会議会員6名の任命拒否」事件の問題性に関する学者たちの論稿集である。任命拒否の理由は不明瞭とされているが、対象者6名は共通して安保法制と共謀罪に反対したという過去があった。つまり、時の政治権力の意向に沿わない見解を示したがために任命を拒否した事件と見られている。端的にこの事件は日本学術会議法違反であり、政治権力が学問に介入したという意味で憲法違反(第23条 学問の自由)である。政治権力が学問に介入する国は、独裁政治体制と相場が決まっている。単なる学者の自治の話ではないのだ。

2022/08/05

てん

最近とみに世間の温度が下がってしまった日本学術会議の首相による任命拒否問題。購入してしばらく積んでしまっていたが、読み始めたら一気読みだった。なぜ任命拒否が問題(違法)なのか、なぜ任命拒否が学問の自由の侵害と言われるのか、その論理がやっと理解できた。当代の一流の研究者が理路整然と述べている内容に対して、政府は反論できるのだろうか。それにしても法律は、用語一つの意味、用法からして難しい。だが、それにひるむことなく、今のまま話題を低温度化させてはいけないと強く思う。国家の危機。

2021/07/04

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