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ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか?

ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか?

ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか?

作家
津田大介
平田オリザ
出版社
青幻舎
発売日
2021-06-16
ISBN
9784861528347
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ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか? / 感想・レビュー

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koikinabeat

学びが多すぎて、備忘録的に羅列する。芸術文化は選挙など政治的に利用されやすい。属人的な業務を担うプロデューサーを育てる制度が日本に必要。韓国などはプロテスタントティズムの影響で、お金は公的なものであって、利益を得ても社会から預かってるものという意識がある。海外では助成金で、政治的、社会的な作品を作ることに意義を見出す。リスクコミュニケーションの重要性。生死を分かつ災難が起こった時、人は生の不条理さについて考えるし、それがアートの題材になる。

2022/02/01

manabukimoto

あいちトリエンナーレを率いた津田さんと、兵庫に芸術文化専門職大学を開学させた平田オリザ先生による芸術文化論。 芸術が金になるかならないか、という視点でしか捉えられない政党。そしてそれを支持する有権者。反知性主義が安易な芸術不要論を生み、公立芸術不毛地帯に住む身としてお二人の危機感・焦燥感が伝わる。 ドイツ・ハンブルグでの芸術祭のエピソードが印象的。ドイツ人が不在にも関わらず制作に数億円の予算がつく。劇場のミッションが「人類に貢献するレパートリーを作ること」だから。 オリザ先生の言う下り坂が急坂になる。

2021/06/20

Book shelf

芸術は不要なのか?あいトリで表現の自由を問うた津田氏と劇作家の平田氏が、アートを軸に表現の自由、コロナ禍の影響、政治、資本主義など多岐に渡り対談式で議論する。あいトリでは芸術家はそんなにえらいのか?と叩かれ、政府からの補助金は少なく、芸術家が育つ環境に乏しい日本と、コロナ禍で真っ先に芸術家の存在意義の重要性を唱えたドイツや芸術家が育つ環境のあるフランスとの対比を聞くと、国際的感覚の乏しい日本が浮かびあがる。こんなに意識に差があるとは思わなかったが、日本は、経済復興の後にアートがあるとの考えが根強いのかも。

2021/08/15

Go Extreme

文化芸術と社会:反知性主義の傾向 日本と韓国の文化政策の違い 人は寂しさに耐えらず 政治家の意識変化 文化発信戦略のあり方 日本の文化政策:日本の価値 アートで経済は活性化 アートを開ける 劇場機能 表現の自由 ファンドレイジング 地方とアートの可能性:希望は地方に 豊岡市と愛知県 関西の文化の停滞 あいトリが目指したもの:作品の見せ方を工夫 新型コロナ危機と文化芸術のゆくえ:新型コロナ危機が発生 危機に対応するリスクコミュニケーション まずは生き残る 実演芸術の意義 想像力がアートの未来を開く

2021/07/14

fujiokashinya

「日本の文化政策」や「地方とアートの可能性」など、興味深いトピックが並びます。なかでも、津田さんの「文化芸術は人を呼ぶことができる」という言葉が印象に残りました。本書によると、あいちトリエンナーレ2019の来場者は愛知県外からが44.3%に増え(従来は愛知県内が7割)、兵庫県の豊岡演劇祭を観に来る人は7割が市外だそうな。

2021/06/27

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