KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?

作家
上野千鶴子
宮台真司
斎藤環
小谷真理
出版社
双風舎
発売日
2006-06-26
ISBN
9784902465099
amazonで購入する

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか? / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はすのこ

ジェンダーフリーの話題でギャーギャー騒いでいるのは決まって女性という事実である。

2016/06/06

jamko

エトセトラ読んでバックラッシュについてもっと知りたくなったので読んでみたけど、やはり山口智美さんの項が勉強になる。〈ジェンダーフリー〉という言葉と概念の巻き起こした混乱と抵抗の大きさに困惑する。性差別撤廃があまりに遠い。〈「性差別の告発、撤廃」から「ジェンダー・フリー」へ、女性団体による運動から行政・女性学主体の運動へ〉転換した95年。本来なら性差別解消のための行政を担うべき政権党の中心である政治家が自らバックラッシュを煽っていく。出口のなさにため息が出るな。

2020/12/31

kenitirokikuti

図書館にて。2006年刊行。第一次安倍内閣前夜というか、小泉純一郎政権末期というべきだろう。既読のはずだが、いつ読んだのか思い出せない。当時は自分も反バックラッシュ寄りだったはずだ。いにしえのの別冊宝島みたいな本で、冒頭が宮台真司インタビュー(イーは荻上チキ)、巻末が上野千鶴子インタビュー(イーは北田暁大)▲小谷真理が山形浩生攻撃してて、あっ、あの件かぁと懐かしく思い出された▲00年代前半では、精神分析的な語りがまだ受け入れられてたんだなぁ

2021/10/19

よもぎ

超久しぶりに再読。ジェンダーフリーや「過激な性教育」へのバッシングについて、様々な立場の人が どうすれば次のビジョンへいけるかという視点で語っている。当時から、よりにもよって政権与党がどうしてこんなバカげたことを大真面目に言うのか全く理解できなかった。十数年経ち、自民党と旧統一教会とのつながりが問題視される中、やっとパズルのピースが合わさった感覚。宗教的な教義だったのか。荻上チキ氏の文章は明確で、だいぶ尖っていて楽しい。それにしても基本的人権や多様性を認めない政権与党ってやはりヘルジャパンなのでは。

2022/08/17

あきこま

20年ぐらい前の新聞記事の論調とかで、フェミニズムって何かおかしいこと言ってそう、というイメージは私にもあったんだけど、SNS時代になって、新聞記事とか挟まず直接フェミニストの人の話に触れられるようになって理解が届いた。中継スピーカーの質が悪かっただけだった。でもここに書かれているような、わかろうともしない姿勢は、ほんとにどこにでも現れるね。「叩く」人も、現れてる問題に差別なしでどう対処するつもりなのかを明確にして話を進められるようになるといいけど。「行動する女たちの会」の人の話が面白かった。

2017/05/02

感想・レビューをもっと見る