なぜセックスの最中に笑ってはいけないのか? みうらじゅんと宮藤官九郎が世の中の“曖昧”を斬る!
『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』(みうらじゅん・宮藤官九郎/集英社)
なぜ男と女はわかりあえないか? ペニスはデカいほうがいいのか、そうでもないのか? 男女の友情は成立するのか? オッパイやオシリのチラ見は何秒まで許されるのか? ――考えれば考えるほど、性愛は謎めいている。
みうらじゅん、宮藤官九郎。日本サブカル界を代表するふたりが、世の中の“曖昧”に決着をつけるべく行った対談を収録した本『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』(みうらじゅん・宮藤官九郎/集英社)を本稿ではご紹介したい。両氏の交わすロマンチックで下世話な問答は、肩の力を抜いておもしろおかしく読み進められるが、同時に実に奥深い哲学も感じられる。
■なぜセックスの最中に笑ってはいけないのか?
確かにセックスの最中は男も女も基本的にシリアスな態度で、笑わない。どうしてそうなるのか、という疑問に本書は切り込む。
みうら・でも、セックスって実はものすごく滑稽なものじゃないですか。一心不乱に腰を振り続けてるマヌケさもそうだし、場合によっちゃ股間からオナラみたいにブッて音が鳴った…