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氷壁 (新潮文庫)

氷壁 (新潮文庫)

氷壁 (新潮文庫)

作家
井上靖
出版社
新潮社
発売日
1963-11-07
ISBN
9784101063102
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氷壁 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

縁あってここ10年ほど毎年のように訪問している上高地で、この作品を教えていただきました。馴染みのある地名がたくさん出てきて嬉しかった。残念ながら、私には冬山どころか本格的登山の経験すらないので、主人公たちの気持ちや行動を理解するのは難しかったけれど。それに振り回されてるように思える女性陣が不憫で。山ってやっぱり男性の世界なんでしょう。今年は是非、徳沢園まで足を伸ばしてみたいです。長年積んでたけれども、今年の帰国前に読めてよかった(・ω・)ノ

2016/05/30

雪風のねこ@(=´ω`=)

恥ずかしながら初読。その時代を多彩で豊かでそれでいて簡潔に滑らかに、自然であろうが社会であろうが描写する筆致はとても素晴らしい。魅力ある人物が正に生きているかの様に感じた。だからこそ十章の最後は衝撃的であった。昨今のトレンディノベルに冒された脳が生み出した甘い観測は、打ち砕かれてしまった。涙は湧かなかった。湧くより先に鉈で断ち切ったかの様に、感情が、意識が切れてしまったのである。若い生命を美しいまま、そのままに止めて閉じ込めて仕舞ったかの様に感じた。かくも自然は恐るべきものである。それを忘れてはならない。

2018/07/23

ehirano1

著者の作品は「敦煌」以来です。濃厚な読書となりました。これは一体誰の物語なのか?が終始付き纏い飽きることはありませんでした。

2019/04/06

takaichiro

文庫600ページ強の井上靖の大作。1958年映画化。登山を愛する親友二人。ある日の穂高で前をリードする親友が滑落。主人公とザイルで体を繋いでいたが、そのザイルは切れてしまう。常識的にザイルが切れるはずはなく、自殺か、主人公がザイルを切断したのではとの憶測も。この事件を軸として、大人の男女の恋模様や、一方で男社会の小競り合いなどを丁寧且つスローに絡めていく。最近のスピーディーな小説より重厚、でも明治の文豪の様な修飾語満載の文書とは違うテースト。時間をかけて作り込んだ濃厚スープの様な本格小説。一気読みでした。

2019/08/25

サンダーバード(読メ野鳥の会怪鳥)

井上靖の山岳小説。奥穂高の難所に挑んだ小坂は切れるはずのないナイロンザイル切れて墜落死する。小坂の親友であり、パートナーでもある魚津は遭難の真相を探ろうとする。一級の山岳小説でありながら、事件の謎を追うミステリーでもあり、親友小坂の恋人であった美那子への想いに悩む恋愛小説でもある。名作ですね。井上靖の淡々とした語り口が良い。★★★★

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