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男どき女どき (新潮文庫)

男どき女どき (新潮文庫)

男どき女どき (新潮文庫)

作家
向田邦子
出版社
新潮社
発売日
1985-05-28
ISBN
9784101294049
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男どき女どき (新潮文庫) / 感想・レビュー

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yoshida

短編と随筆からなる作品集。短編も中身が凝縮されており無駄がない。日常の生活にある緊迫感が読んでいて引き込ませる。随筆も実に滋味深い。メモを着けた文章が沢山ありました。「独りを慎しむ」で自由のあまり、慎みがなくなるのも共感出来た。独り暮らしの長い私も気を付けねばいけない。明治生まれのご両親による「壊れたと壊したはちがう」、「無口な手紙」、「黄色い服」が実に良い。自立心と責任を学ぶことが出来る。そのまま、今の時代にもあてはまるかは分からないが、通じるところはあると思う。多くの方に支持されるのも納得の作品集。

2019/02/02

YM

いきなり台所にバケツが置かれていて、その中に生きた鮒がいたらびっくりするわなあ。。でも、その理由を家族の中で自分だけは知っている。鮒吉…。それなりに生きてくると、誰でもドラマチックなことってあるよなあ。僕も今の自分を2ヶ月前には想像できんかった。これから2ヶ月後の自分もまた想像しきれない。だから人生はおもしろい。生きてるからこそ。痛いことも、嬉しいことも。生きてるからこそなんだ。

2015/03/08

シブ吉

小気味良い文章に乗り、短編とエッセイが綴られた一冊。向田邦子さんの文章は読みやすく、その美しい言葉と展開にはいつも魅了されてしまいます。本書の短編では、通勤途中にある果物屋の主人につけたあだ名「ビリケン」の、二人が無言の意地の張り合い?する展開に引き込まれ、エッセイ「花束」では、俳優の藤岡琢也さんの話の、その行間から伝わる気持ちが胸を打ちました。ドキッとするような短編と、素敵なエッセイが楽しめる本書は、向田邦子さんの最後の短編小説という事も踏まえながら、美しい文章をしっかり堪能しました。

2013/12/30

chichichi

小説と思い手にとったので途中からエッセイになっておりアレレ。。でしたが著者の事をもっと知れる有意義な読書時間となった。やはり自由でスマートな女性というイメージは変わらない。『若々しい女について』と『独りを慎しむ』はドキリとしたと共に大変心に沁みた。女性としてこうありたい、心の深部へ留めておこうと思う。傍から見れば何気ない日常の中にも当人にすれば大事な〝とき〟がサラッと画かれた小説4篇も良かった。

2016/01/31

kinkin

「鮒」、「ビリケン」どちらも好きな短編だ。かなり昔に読んだことがあるので懐かしかった。『思い出トランプ』という短編集に入っていてもよいくらいの出来だと思う。短編4話の後はエッセイ、彼女が事故で亡くなる最後の作品だ。昭和の言葉がふんだんに出てくるのと、無駄のない文章は読んでいて気持ちがいい。「ゆでたまご」という話に出てくる暖かいゆでたまごが手元にあるような気にさせてくれる。風間完さんのサラッと描かれた表紙画も彼女の作品にピッタリ。

2016/01/05

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