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贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12)

贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12)

贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12)

作家
吉行淳之介
出版社
中央公論新社
発売日
2010-11-20
ISBN
9784122054059
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贋食物誌 (中公文庫 よ 17-12) / 感想・レビュー

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佐島楓

食べ物がテーマのはずなのに、淳之介さんの語り口が可笑しくてどんな食べ物が出てきたかあまり印象に残っていない。山藤章二さんのイラストにも笑ってしまう。かなりきわどい話もあるのだが、生々しくいやらしくならないのはさすが淳之介さんといったところ。

2013/03/17

KAZOO

読んでいてどこかでこの挿絵や文章が見たことがあると思ったら「夕刊フジ」に連載されていたのですね。やはり読ませる文章のうまさそれと食べ物に関する薀蓄の広さは吉行さんならではの感じです。それに山藤さんの挿絵も面白く一気に読んでしまいました。この本も何度か読み直す本に入れましょう。

2014/01/19

マッキー

エッセー自体も味があるんだが挿絵の素晴らしさと言ったら過去最高レベル。1枚1枚手が込んでる。下ネタもたくさんあるし、食にまつわる蘊蓄や作者の造詣もみどころ。

2016/09/20

イエテイ

食べ物の話かなと思ったらエッセイ集だった。そうかそれでタイトルが「贋食」なのか。戦後の食料事情は厳しかったのにどことなく明るい。イラストも楽しいし色っぽい話が多い。

2020/06/22

hirayama46

食べ物の話を枕に、様々な話題を縦横に繰り広げるエッセイ集。夕刊フジ連載だけあってかすらすらと読みやすくて楽しい。山藤章二の挿絵はかなりノリノリで、むしろ多分に悪ノリも含まれていて良い。「燃えよドラゴン」の悪役が吉行淳之介に似ているとは気づかなかったな……もう一度見てみようかな。しかし、山藤画の吉行淳之介は常に不機嫌そうな表情ですね。わりと飄々としたイメージがあるのでちょっと意外。

2020/02/29

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