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たん・たんか・たん 美村里江歌集

たん・たんか・たん 美村里江歌集

たん・たんか・たん 美村里江歌集

作家
美村里江
出版社
青土社
発売日
2020-04-22
ISBN
9784791772643
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たん・たんか・たん 美村里江歌集 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

この歌集がユニークなのは、作歌の過程を綴るエッセイが挿入されているところだ。言わば、短歌のメイキングが読みどころのひとつとなっているのだが、それが魅力的な読みものとなっているのは作者である美村里江が短歌の初心者であるからに他ならない。「ユリイカ」の短歌特集での依頼から始まった作歌が、歌集にまで発展する流れの中で、試行錯誤を繰り返し、自らに毎月五十首の歌を作ることを課しながら、担当編集者の査定を受けつつ、歌集に入れても良いレベルの歌を選出していく。(つづく)

2021/03/18

tom

太陽の匂いって結局なんなのか少し古くてほんのり清潔、夕立に抱きすくめられて浸りきり締め可笑しさ滴る家路、初めての街角で夕日懐かしむこの成分はどこ由来かね、などなど、面白い句が幾つも。作者は、女優(らしい、私は見たことないのだけど)。この人の作った句とエッセイが交互に。演技をするという体の言語化のお仕事と言葉を選ぶことを突き詰める作業との関連性が書いてあって、これがなかなか面白い。

2020/06/17

mer

色々な本を読まれているからか、一つ一つの歌にそれぞれの色があったり視点も様々で読み応えがあった。短歌を詠むにあたって参考にした小説などが掲載されていてそちらも読んでみたいと思った。

2020/12/22

ニコ

「春風に縋り付いていくスチロール静電気とはもう終わったのよ」「連れているペットの顔で覚えてるマンションの住人ここは東京」「床に伏す全身ピンクのテロリスト声明文はおかしをみっちゅ」芝居と作歌の共通点について書かれた部分が、秀逸だった。

2020/05/09

さくは

2018年「ミムラ」から改名した著者による短歌とエッセイ。3年間で700首作成したそう。エッセイでは短歌と演技の表現論、体調不良で歌を作れなくなった時期などについて語られている。挿絵イラストも著者。趣味の読書から着想を得た歌もあり、註で本のタイトルが紹介されている。「食堂のもう片付いたテーブルの正方形を拭う巡礼」「口蓋に化学香料広がりて春一番の桜フレーバー」。

2020/06/01

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