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一泊なのにこの荷物!

一泊なのにこの荷物!

一泊なのにこの荷物!

作家
本上まなみ
澤田 康彦
出版社
ミシマ社
発売日
2023-04-28
ISBN
9784909394866
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一泊なのにこの荷物! / 感想・レビュー

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モルク

女優の本上まなみさんと夫で編集者の澤田康彦氏の共著によるエッセイ。コロナ禍での京都の生活、幼い頃、家族のこと…妻が書いたテーマを夫も綴るという形があたたかくとても素敵。18才も年が離れているとは思えないほど息もぴったりでした。本上さんの母の実家である庄内で過ごした子供の頃の夏休み…楽しそう。危ないからとか、勉強とか言われずに自由に時間も気にせず大勢のいとこたちと海で遊んだ日々。そんな経験のせいか子供たちを自然に触れさせたいという思いが伝わる。とても興味深いエッセイ。そしてお似合いの夫婦。

2024/05/01

すだち

同じテーマにつき一編ずつ。本上さんのエッセイを受ける形で夫の澤田さん。本上さんは自由で伸びやかな文章。意外にアクティブで体育会系。澤田さんいわく「癒さない人」。京都暮らしも子育ても自然体で楽しんでいるのが伝わってくる。澤田さんは妻のエッセイを引用したり、全く別の話だったり。60代の自虐も込め、教養も感じさせる面白さ。「暮しの手帖」元編集長だもの。「もうだめだ」の切羽詰まり具合は血の気がひくほど。コロナ禍ながら閉塞感を感じさせない陽のエッセイ。ところで、荷物重い族の心を掴んだタイトルの話あったっけ?

2023/11/21

Kokopelli

女優・本上まなみさんと夫で編集者・エッセイストの澤田康彦氏が、夫婦交代で同じテーマについて書き綴るエッセイ集。何と18歳差の夫婦とは知らなんだが、本上さんはさておき澤田氏ってよく知らないなぁと思いつつ読んでいけば、なんと怪しい探検隊のドレイのお一人ではないですか。若い頃にシーナさんの本は片っ端から読んでいて、怪しい探検隊には憧れていたっけなぁ・・・そのころのドレイ様だったとは。本は、一女一男を持つ家族の温かい日常を中心に双方の出自となる実家の話も織り交ぜつつ、面白おかしい日々が描かれている。ほのぼのした。

2024/04/06

竹園和明

ご夫婦が20ヶの同じテーマで書き綴ったエッセイ。こういうのが出来るご夫婦っていいですよね。そして、お二人の雰囲気を的確に表わしたタイトルが秀逸!。本上さんはトーク番組等で拝見してもガツガツしたところがなく自然体な感じが好印象の方ですが、本作もイメージ通り。水着のキャンペーンガールだったそうですが意外にも山が好きだそうで、「山」で書かれた文章が特に弾けてました。また澤田さんの頁を読むと、結構自分と似た感じがして何か笑っちゃった。二人の文章を読みながら、そのテーマで自分自身を振り返る事が出来て面白かった。

2024/02/09

Karl Heintz Schneider

本書は女優・本上まなみさんによるエッセイである。某雑誌に連載されていたものをまとめたものなのだが、連載が始まった直後にコロナ渦に突入。そんな中でも、小学生の息子さん・中学生の娘さんと他楽しそうに暮らしている様子が微笑ましい。本書は彼女とその夫・澤田康彦さんが交互に書いている。本上さんには申し訳ないが、ご主人の方が文章が簡潔でハナシも面白い。ハテ?と思いプロフィールを見れば、なんてこたない。彼は編集者・エッセイスト、その道のプロだった。

2023/11/10

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