密室ミステリーアンソロジー『密室大全』 (朝日文庫)
密室ミステリーアンソロジー『密室大全』 (朝日文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
密室に関するミステリーのアンソロジーで最近の作者さんのものが8作収められています。私は密室ものというとすぐ外国の作家のディクスン・カー、日本の横溝正史を思い起こしてしまうのですが、このアンソロジーはかなりバラエティに富んでいる感じがしました。おとぎ話のような話から恐怖を感じさせるものまでさまざまですがたのしめました。
2023/09/01
さっちゃん
既読5編。青柳碧人『密室竜宮城』、大山誠一郎『佳也子の屋根に雪ふりつむ』、恩田陸『ある映画の記憶』、貴志祐介『歪んだ箱』、中山七里『要介護探偵の冒険』、東川篤哉『霧ヶ峰涼の屋上密室』、麻耶雄嵩『密室荘』、若竹七海『招き猫対密室』、解説は千街晶之/豪華で私的に超絶好みな執筆陣による90年代後半以降の密室アンソロジー。様々なパターンの密室モノで、既読作品多めでもやっぱり面白い。千街さんの解説では新旧めちゃくちゃ多くの作品が紹介されており、また読みたい本や再読したい本が増えてしまう。
2023/10/12
桜
麻耶さんがいて思わず購入(*´ω`*) そうそう。メルさんならコレでいいっ(笑)。中山七里さんは短編でも、やっぱり読ませる力あるよなぁ。 有名な方で未読の方もいて、合う合わない含めて面白い一冊でした( ╹▽╹ )
2023/07/30
きいたん
中山七里作品めあてだったんだけど、『要介護探偵』からの1作で既読…。だがすっかり忘れていて、読んでいるうちに思い出した感じ(笑)。貴志祐介作品も同様。ということで、初読は8作品中6作品でした。青柳碧人作『密室竜宮城』は、読みたい本登録してある昔話のあの作品からの1作なのだろうな。一言で密室と言っても、その密室のでき方は様々。そして解決方法も本格があると思えば異質なものもあり。特に『密室荘』、それでいいのか!?探偵シリーズ物の1編を集めた印象の本作だが、その中でも恩田陸作品はやはり存在感があるように感じた。
2023/09/11
ゆっき
密室を巡る謎を解き明かすミステリーアンソロジー。既読の作品が多かったですが、バラエティに富んだミステリー作家の密室の謎を楽しみました。さすがの大山誠一郎さん。まだ読んでいない作品を読まなくては。
2023/09/15
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