ミーツ・ザ・ワールド
ミーツ・ザ・ワールド / 感想・レビュー
starbro
金原 ひとみは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書、死にたいキャバ嬢×推したい腐女子、現代の恋愛模様、群像劇でした。どこか病んでる人ばかり登場しますが、もっとシンプルに生きることは出来ないのでしょうか? https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771777-8
2022/01/26
ゆいまある
キャバ嬢が泥酔した腐女子を助け、腐女子は逆に病んでるキャバ嬢を救おうとする金原ひとみには珍しく明るく前向きな作品。主人公が嵌っているのは肉の擬人化漫画。うちの娘によると、この世に擬人化されていないものはなく、米の擬人化作品沼住人は推しの銘柄を食べて応援するらしい。延々続く焼肉シーンの意味はそれか。プレゼン能力の高いオタクは別として、夜職の人がこんなに文学的な台詞は吐けんだろ。ヲタ活から元気を貰えるが残念ながら尻すぼみ。前作ストロングゼロに続き登場する重度のうつ病患者は作者にとって重要な人物なんだろうな。
2022/03/31
美紀ちゃん
金原さんの文章が好き。 ミート・イズ・マインが好きなゆかり。 ライはどこに行ったの? 会いたい。 ライと会えたから出会えた友人達。アサヒとかオシンとかユキとか。 もう家族みたいな人達。 また、ライに会えることを期待したい。
2022/01/29
なゆ
金原作品に腐女子?!というミスマッチ感をなぎ倒す勢いで面白良かった。すごい好き。希死念慮の塊のような美しいキャバ嬢ライの家に、ひょんな事から転がり込んでしまう腐女子銀行員の由嘉里。ライの世界に由嘉里が引きずられるのかと思いきや!死にたがるライを救わんと“ライの死にたみ半減プロジェクト”に張り切る腐女子なのだった。ホストのアサヒや絶望にまみれた作家ユキ、ゴールデン街のオシン達と出会い、これまで触れることのなかった世界でライへの気持ちを自問自答する。ラストに撮った写真、明るみはじめた新宿の景色、いい終わり方。
2022/02/28
うっちー
私には理解できないところも多々ありましたが、金原さんらしい世界観が描かれていました
2022/02/20
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