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私の身体を生きる

「私の身体を生きる」のおすすめレビュー

私にとって自慰は安心感と接続する行為だった――17人の著者が「自身の身体」を語るエッセイ集『私の身体を生きる』

『私の身体を生きる』(西加奈子、村田沙耶香ほか/文藝春秋)

「自分の身体について、説明してみて」

 もしそんな質問を受けたら、あなたは何を思い浮かべるだろうか。妊娠や出産のことだろうか。セックスなど性行為にまつわることだろうか。身体の病気のことだろうか。それとも……。

『私の身体を生きる』(西加奈子、村田沙耶香ほか/文藝春秋)では、小説家、美術作家、コラムニスト、漫画家、発明家といったさまざまな職業の17人の女性(女性として生きる)著者が、「身体」をテーマにした短編エッセイをアンソロジー形式で書き連ねている。村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、能町みね子、鳥飼茜といった第一線のクリエイターが参加しており、中には“逃れられない身体性”など人間の身体から着想を得た作品を発表している人もいる。

 自分の身体というテーマを聞いた場合、私なら「産む、産まない、産めない」という女性の身体を語るうえで欠かせない出産のことを思い浮かべる。実際に作家の藤野可織のエッセイのように、そこに論点を置いたものもある。17人の書き手が選んだトピックスは実に多彩で、本書を通して読者もさま…

2024/5/24

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私の身体を生きる / 感想・レビュー

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けいこ

自身の身体についてのエッセイ。好きな作家さんが沢山いたので手に取る。が、性被害に遭った、幼少期に自慰を覚えた、妊娠する事に葛藤していた、性を売っていたなど、割と重い。よく書いたなぁというのが第一印象。想いや主張を理解するのが難しかったけれど、女性であるという事を窮屈に感じている人が、思っている以上に多いのかもしれないと思った。同じテーマで男性作家さんに書いてもらったらどうなんだろう。生い立ち、環境、世の中の風潮と自身の身体と心の置き場所に皆葛藤しながらも潔く折り合いをつけていた。

2024/05/27

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