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西加奈子

職業・肩書き
作家
ふりがな
にし・かなこ

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1977年、イラン・テヘラン生まれ。大阪府育ち。著書に『通天閣』(織田作之助賞受賞)、『サラバ!』(直木賞受賞)など多数。『こうふく みどりの』『こうふく あかの』はアントニオ猪木氏がモチーフ。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2007年
『通天閣』第24回織田作之助賞 大賞
2013年
『ふくわらい』キノベス!2013
2013年
『ふくわらい』河合隼雄物語賞
2015年
『サラバ!』第152回直木賞

「西加奈子」のおすすめ記事・レビュー

「どんな境遇の人でも悩んでいい、辛いって叫んだっていい」 西加奈子『i(アイ)』書店ディスプレイコンクール開催中

「どんな境遇の人でも悩んでいい、辛いって叫んだっていい」 西加奈子『i(アイ)』書店ディスプレイコンクール開催中

『i(アイ)』(西加奈子/ポプラ社)

 累計29万部を突破した大ヒット小説『i(アイ)』の書店店頭ディスプレイコンクールが、2020年3月31日(火)までの期間で開催中。様々なアイデアを凝らした販促キャンペーンが展開され、ネット上で大きな注目を集めているようだ。

 『i(アイ)』は2019年11月6日(水)に文庫化された、直木賞作家・西加奈子による長編小説。作中ではシリアで生まれ、アメリカ人の父と日本人の母のもとで育てられた女性・ワイルド曽田アイが自身のアイデンティティを模索するさまが描かれている。

 世界中でテロや内戦などの悲惨な出来事が起こり、悲しいニュースがあふれている現代。恵まれた生活を送るアイは、他の誰かではなく自分が“選ばれた”ことに罪悪感を覚えてしまう。しかし親友・ミナとの交流や写真家の男・ユウとの出会いなど色々な人生経験を積んでいった末、新たな境地へと辿りつくことに――。

 物語のメインテーマとなっているのは、誰もが共感できるアイデンティティについての問い。これまでに作品に触れた人からは「価値観や考え方とか、自分の中の色んなものを一挙に揺…

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西加奈子の『i(アイ)』が文庫化!「数日間は余韻に浸ってしまいそう」「抱きしめられたような読後感」という声も!

西加奈子の『i(アイ)』が文庫化!「数日間は余韻に浸ってしまいそう」「抱きしめられたような読後感」という声も!

『i(アイ)』(西加奈子/ポプラ社)

 直木賞作家・西加奈子による傑作長編『i(アイ)』が、2019年11月6日(水)に文庫化された。苦悩を抱えながら現代社会を生き抜く女性の物語に、「待望の文庫化! すごく心に響いてくる小説だった」「数日間は余韻に浸ってしまいそう」と反響が上がっている。

 同作の主人公・ワイルド曽田アイはシリアで生まれ、アメリカ人の父と日本人の母のもとに養子としてやってきた経歴をもつ女性。アイは世界中で内戦やテロ、地震などの悲惨な出来事が起こる中、自分が恵まれた生活を送っていることに罪悪感をおぼえてしまう。やがてアイは人生に思い悩みながらも親友のミナや愛する人との出会いを通して、アイデンティティを確立していく―。

 作中には9・11を始めとした実際の事件が登場し、その被害者に対してアイが祈りを捧げる様子が描かれている。同作の刊行記念インタビューで、作者は独特の“罪悪感”について告白。小学生の頃に住んでいたエジプトで、靴を履いていない子どもと遊びながら自分だけ良い服を着ていることに恥ずかしさを感じたというエピソードを語っていた。

 タイ…

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「ニューヨークはあまりにニューヨークすぎる」――憧れの街での文芸イベントを終えて 西 加奈子 in ニューヨーク

「ニューヨークはあまりにニューヨークすぎる」――憧れの街での文芸イベントを終えて 西 加奈子 in ニューヨーク

トニ・モリソンに代表されるアメリカ文学が昔から好きで、ニューヨークから発信される音楽や映画のファンと公言する西加奈子さん。そんな西さんが、5月初めにニューヨークで行われたPEN AMERICA World Voices Festivalに登壇した。自分の作品がs世界で広く読まれることを切望している西さんだけに、海外の読者との交流はきっと感慨深かったにちがいない。イベント終了後に、今回の出演経緯や自著『ふくわらい』の英訳朗読の感想などを訊いた。

――イベント、お疲れ様でした。今の感想を聞かせてください。

西 日本でもそうですが、こちらのオーディエンスはものすごく熱心に聞いてくれますね。笑ったり、“おお”って声に出したりとか。客席の反応が大きかったので、すごく話しやすかったです。とても楽しめました。

――ステージではとても落ち着いていらしたように見えましたが、朗読はお好きですか?

西 いやー、人前で読むのは恥ずかしいです。今日のお客さんは日本語を母語としない方がほとんどだったので、その分、自由にできた気がします。

――全米ペン協会が主催するPEN AMERI…

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2種類の英訳で翻訳のおもしろさを味わう――ニューヨークのイベントで初披露された西加奈子の小説世界

2種類の英訳で翻訳のおもしろさを味わう――ニューヨークのイベントで初披露された西加奈子の小説世界

世界中から作家が集まり、アメリカ人作家と、文学や時代、社会について語り交流するPEN AMERICA World Voices Festival。(全米ペン協会主催)。5月初めにニューヨークで行われたこの祭典に、日本人作家として参加した西加奈子さん。このイベントでは、翻訳の奥深さ、おもしろさを伝えるために、一つの作品を2人の翻訳家が翻訳し朗読するという趣向が盛り込まれた。西さんの著書もその題材となった。自身のWEBサイトでは英語での発信もしている西さんだが、自著に対する二通りの翻訳を聞いて、どんな新しい刺激を得たのだろうか。

 インディから大手までたくさんの出版社が拠点にし、作家や文芸エージェントも数多く暮らす街だけあって、ニューヨークでは年間を通じ、文芸関連の大規模なイベントが数多く催されている。昨年は、村上春樹も登壇した、雑誌『THE NEW YORKER』誌主催の文芸フェスが開催、マンハッタンからイースト川を越えた対岸のブルックリンの文芸フェスも2006年から続き、国内外で知られるイベントとなった。

 そうした中にあって、全米ペン協会が運営する…

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「なんて雰囲気のある3人」 西加奈子の小説『さくら』が北村匠海&小松菜奈&吉沢亮の出演で映画化!

「なんて雰囲気のある3人」 西加奈子の小説『さくら』が北村匠海&小松菜奈&吉沢亮の出演で映画化!

『さくら』(西加奈子/小学館)

 西加奈子の小説『さくら』が、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の出演で映画化されることが決定。3人が兄弟役を演じるとあって、「なんて雰囲気のある3人なんだろう」「大好きな物語がステキなキャストで映画になるなんて嬉しい!」と注目を集めている。

 同作は、西が2005年に発表した小説。ある家庭に生まれた長男・次男・長女の3兄弟と、“さくら”と名付けられた1匹の犬が織りなす物語だ。長男の一は家族の中でもヒーローのような存在だったが、ある事故をきっかけに死亡。それ以来、長女のミキは引きこもりがちになり、母も暴飲暴食に明け暮れる。次男の薫は実家を離れ、東京の大学へ。3兄弟と共に生きてきた老犬のさくらは、変わってしまった家族に寄り添い続ける――。

 兄弟と犬が繰り広げる家族の物語は、「すこし変わっているけど、間違いなく家族愛のお話」「自分も犬を飼っているからさくらが愛しく思えた」「読み終わった後に自分の家族を想って泣いてしまう」と感動の声が続出。単行本は26万部超えのベストセラーを記録し、2007年には文庫版も発売された。

 映画では一…

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山崎ナオコーラさんと柚木麻子さんが金曜夜に語った! 女性の仕事と生活のホンネ

山崎ナオコーラさんと柚木麻子さんが金曜夜に語った! 女性の仕事と生活のホンネ

(左)柚木麻子さん(右)山崎ナオコーラさん

 3月8日(金)の夜、吉祥寺の書店BOOKSルーエの主催で、山崎ナオコーラさん作家デビュー15周年を記念するイベントが開催された。山崎さんはこのたび小説『趣味で腹いっぱい』(河出書房新社)とエッセイ『文豪お墓まいり記』(文藝春秋)を同時刊行。トークゲストに柚木麻子さんを迎え、年齢も近くともに小説家であるふたりが、女性の仕事と生活のあり方について語り合った。

山崎ナオコーラさん(以下、山崎) 柚木さんとは、作家仲間とのお花見やホームパーティーで知り合ったんですよね。最近ではご自宅にも遊びに行かせていただきました。

柚木麻子さん(以下、柚木氏) まさか来てもらえると思わなくてびっくりしましたよ。私、作家デビューする前からナオコーラさんの大ファンで、スクラップブックにいれていたくらいなので。

山崎 私も見せてもらいましたが、あのスクラップブック、すごい熱気ですよね。欲しい靴とか作家の写真とかいろんなものが混在していてシュールで。

柚木 そのときに好きなものや憧れているものをソニープラザのシールとともにひたすら貼りつ…

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「ある星から来たの。」不思議な転入生の美少女がもたらした奇跡――映画『まく子』3月15日公開■対談 西加奈子×鶴岡慧子

「ある星から来たの。」不思議な転入生の美少女がもたらした奇跡――映画『まく子』3月15日公開■対談 西加奈子×鶴岡慧子

対談 西加奈子×鶴岡慧子

小さな温泉街に暮らす小学5年生のサトシと、「ある星から来たの。」と話す不思議な転入生の美少女・コズエ。枯葉も、水も、〝まく〟ことが大好きな彼女との出会いが、大人への身体の変化に怯えていたサトシとその町で生きる人々の心を変えていく……。西加奈子さんの直木賞受賞後第1作『まく子』が映画化。監督の鶴岡慧子さんは本作が商業デビュー作となる。お二人に本作への思いを訊いた。

(左)つるおか・けいこ●1988年、長野県生まれ。初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012においてグランプリとジェムストーン賞をW受賞。各国の国際映画祭で上映される。2作目『はつ恋』はバンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー賞にノミネートされるなど、国内外で注目を浴びる。

(右)にし・かなこ●1977年、テヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004年、『あおい』でデビュー。翌年刊行の『さくら』はベストセラーに。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で直木賞を受賞。近刊に『おまじない』。本作は『…

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西加奈子「変わるものと変わらないもの、 自分のすべてを受け止める」10年間の変遷が辿れる年輪エッセイ集『まにまに』文庫化!

西加奈子「変わるものと変わらないもの、 自分のすべてを受け止める」10年間の変遷が辿れる年輪エッセイ集『まにまに』文庫化!

西さんのエッセイ集『まにまに』が新たに13編を加えて文庫化! 笑って、共感できて 励まされて。「まにまに」とは「なりゆきまかせ」──神さまにもらったタイトルだという。 本書には、32歳の頃から約10年にわたる、西さんの喜怒哀楽の変遷が綴られている。

西 加奈子 にし・かなこ●1977年、テヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004年、『あおい』でデビュー。翌年刊行の『さくら』はベストセラーに。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で直木賞を受賞。近刊に『おまじない』。

過去をなかったものとして生きるのはナシだけど、変わっていくことを認めないと誰も前には進めない。

 西加奈子さんは、いつでもにこにこ笑いながら、感情の奥深くまで見ることを、見せることを、恐れない。

『まにまに』の文庫化にあたって解説文を寄せた小林エリカさんの、書き出しの一文は、まさに読者の想いを代弁している。そして訊きたくなる。西さん、どうしてそんなにもすべてを受け止めて、明るく軽やかに先へと進んでいけるんですか? 

「基本的に自分…

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「西加奈子」の本・小説

字のないはがき

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作家
西加奈子
向田邦子
角田光代
出版社
小学館
発売日
2019-05-22
ISBN
9784097268482
作品情報を見る
i (ポプラ文庫)

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作家
西加奈子
出版社
ポプラ社
発売日
2019-11-06
ISBN
9784591164457
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サラバ! (上) (小学館文庫)

サラバ! (上) (小学館文庫)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2017-10-06
ISBN
9784094064421
作品情報を見る
さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2007-12-04
ISBN
9784094082272
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サラバ! (下) (小学館文庫)

サラバ! (下) (小学館文庫)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2017-10-06
ISBN
9784094064445
作品情報を見る
サラバ! (下)

サラバ! (下)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2014-10-29
ISBN
9784093863933
作品情報を見る
サラバ! (中) (小学館文庫)

サラバ! (中) (小学館文庫)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2017-10-06
ISBN
9784094064438
作品情報を見る
サラバ! (上)

サラバ! (上)

作家
西加奈子
出版社
小学館
発売日
2014-10-29
ISBN
9784093863926
作品情報を見る

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