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宇佐見りん

宇佐見りん 写真:石田真澄
職業・肩書き
作家
ふりがな
うさみ・りん

ジャンル

プロフィール

最終更新 : 2021-05-20

1999年、静岡県生まれ、神奈川県育ち。2019年、デビュー作『かか』で第56回文藝賞を受賞し、翌年20年に同作で第33回三島由紀夫賞を最年少で受賞。

受賞歴

最終更新 : 2021-05-20

2019年
『かか』第56回文藝賞
2020年
『かか』第33回三島由紀夫賞
2021年
『推し、燃ゆ』第164回芥川賞

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芥川賞受賞後第一作『くるまの娘』宇佐見りんインタビュー!「人生って…取り戻せるものなんて、どこにも、ない」

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 発行部数52万部を超えた芥川賞受賞の話題作『推し、燃ゆ』から約1年半。宇佐見りんさん待望の新作長編『くるまの娘』が刊行された。『文藝』掲載時から大きな反響を呼び、著者最高傑作との声も……。新たな衝撃作を生み出した宇佐見さんに、新作、そして小説を巡って、お話を伺った。

(取材・文=立花もも 写真=石田真澄)

〈「しんじゅうする。こんなんなったら、もう、それしかない」  叫びは、喉ばかりでなく、見ひらかれた目から、両耳から、髪の毛先から、ほとばしった。〉――唾液や洟水、涙で濡れたハンドルを震える手でつかんで、家族の乗る車を暴走させる母。 〈「なんで生きてきちゃったんだろうな」〉――娘を助手席に乗せ、やはり震えるこぶしでハンドルを握りしめながら、誰にも言えなかった想いを吐露する父。  家族の話を書こう、と思った宇佐見さんの脳裏に浮かんだのは、そんな、車中の場面だった。

「その2つの場面は、かなり初期からイメージというよりは文章で浮かんで、書きだしていました。今作は“くるま”なんだなというのもそのときから決まっていて、場面を起点に物語を紡いでいった感じで…

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気になる大賞はどの作品に!?「2021年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

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2021年1月21日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2021年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。大賞の発表は、4月14日(水)。

 今年の「2021年本屋大賞」は全国の438書店、書店員546人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

 

■2021年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『犬がいた季節』(伊吹有喜/双葉社)

『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社)

『推し、燃ゆ』(宇佐見りん/河出書房新社)

『オルタネート』(加藤シゲアキ/新潮社)

『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎/集英社)

『この本を盗む者は』(深緑野分/KADOKAWA)

『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)

『自転しながら公転する』(山本文緒/新潮社)

『八月の銀の雪』(伊与原新/新潮社)

『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう/中央公論新社)

 

 気になる大賞発表は4月14日(水)。ノミネート作を読みながら、自分なりの大賞予想をしてみては?

■本屋大賞公式サイト

本屋大賞公式サイト ▶…

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第164回芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』、直木賞は西條奈加『心淋し川』に決定!

第164回芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』、直木賞は西條奈加『心淋し川』に決定!

 第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月20日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は宇佐見りんの『推し、燃ゆ』に、「直木三十五賞」は西條奈加の『心淋し川』に決定した。

【第164回芥川賞受賞作品】

『推し、燃ゆ』(宇佐見りん/河出書房新社)

【あらすじ】 主人公のあかりは高校生。勉強やアルバイトだけでなく、生きる上で必要なあらゆることが「普通に」「ちゃんと」できなくて、唯一頑張ることができるのが、「まざま座」というアイドルグループのメンバー・上野真幸を推すこと。 あかりは、現実の重みに耐えられない。彼女にとって、推しへの情熱を燃やし続け、解釈するブログを書き続け、自分でも頑張れることがあるのだという実感だけが生きる支えなのだ。 それなのに、推しがファンを殴って炎上し、彼女の世界から消えてしまったら…?

【プロフィール】 宇佐見りん(うさみ りん)●1999年静岡県生まれ、神奈川県育ち。現在大学生、21歳。2019年、『かか』で第56回文藝賞受賞、史上最年少で第33回三島賞を受賞。

【第164回直木賞受賞作…

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NEWS加藤シゲアキ「自意識まみれが吹っ切れた」最新作『オルタネート』刊行イベントで作家・宇佐見りんとSNSを語る

NEWS加藤シゲアキ「自意識まみれが吹っ切れた」最新作『オルタネート』刊行イベントで作家・宇佐見りんとSNSを語る

(c)新潮社

 加藤シゲアキ(NEWS)が11月21日、最新作『オルタネート』(新潮社)の刊行を記念して、作家の宇佐見りん氏をゲストに迎え、東京都内でトークイベントを開催した。

『オルタネート』は2020年1月号から9月号まで『小説新潮』(新潮社)にて連載された作品。「オルタネート」という架空の高校生限定のマッチングアプリを舞台に、SNSに翻弄されていく若者たちの心情を繊細に描く。SNSは「自由になれる一方縛られることもある」、「皆と一緒であるべきという同調圧力と、人と違っていたい気持ちがぶつかっている」と表現。アンバランスさが同居する10代の心情を、自分自身のさまざまな内面と重ねながら執筆した加藤の力作だ。

 トークイベントのゲスト宇佐見氏は現在大学生、加藤の「いま一番気になる作家」として指名された。『かか』(河出書房新社)で今年の三島由紀夫賞を最年少で受賞、最新作『推し、燃ゆ』(河出書房新社)では、アイドルのSNSの炎上をテーマにして話題となっている。

 トークイベント前の囲み取材では、本作への思いやNEWSとしての活動についても思いを語った。

30…

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推し、燃ゆ

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作家
宇佐見りん
出版社
河出書房新社
発売日
2020-09-10
ISBN
9784309029160
作品情報を見る
くるまの娘

くるまの娘

作家
宇佐見りん
出版社
河出書房新社
発売日
2022-05-11
ISBN
9784309030357
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