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公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に

作家
柴崎友香
出版社
新潮社
発売日
2018-07-31
ISBN
9784103018339
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公園へ行かないか? 火曜日に / 感想・レビュー

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巨峰

世界中から作家や脚本家が集まり3か月を共に過ごすアイオワ大学のインターナショナル・ライティング・プログラム(IWP)に参加した小説家が主人公の連作短編小説集。一見エッセイって思ってしまう内容なんだけど、ページが進むにつれて柴崎さんの言葉や感性がどんどん研ぎ澄まされていく。イメージがあふれ出す。彼女の良作の小説を読んだような感覚を覚えたのでやはり小説なんだろうな。それは、きっと、対象に対する捉え方だったり姿勢だったりで違ってくるんだろうな。

2018/10/24

hiro

大学生のある一日を描いた『きょうのできごと』が好きで、柴崎さんの作品を読みだした。この本も新刊の小説として図書館で借りたが、小説だと言われないとエッセイとして読んだだろう。毎年世界各国の作家や詩人が集まる、アメリカで開催されるプログラムに柴崎さんが参加し、その三か月間のできごとを小説にした短編集。作家達との交流、アメリカでの生活、大統領誕生直後のニューヨーク、訪れた戦争博物館など、主人公トモカが経験し、感じたことを小説にしているので、柴崎友香という作家を通して現在のアメリカを知ることができる小説だった。

2018/09/22

なゆ

エッセイな様で、トモカが主人公の小説のような、そんな不思議な読み心地。世界各国から作家を集めて三ヶ月間様々な活動を共にするというIWP(インターナショナル・ライティング·プログラム)がアイオワ大学である。そこへ参加した柴崎さん自身の見て聞いて感じて考えたモロモロ。プログラムの話も興味深いが、33カ国からの参加者たちとの英語が通じたり通じなかったりな雑談も淡々と面白い。これだけいろんな国の人と交流できる場ってすごいな。部屋運が悪いと嘆いたり、グイグイ行けずに様子見な感じは私もそうなので、勝手に親近感。

2019/05/13

アマニョッキ

柴崎さんの最新作は、小説というよりも柴崎さんの日記のような作品。世界各国から作家や詩人が集まって共に学ぶIWPに参加した三ヶ月を綴った連絡小説。柴崎さんの眼を通したアメリカの風景、トランプ大統領誕生の日、そして柴崎さんが毎日毎日「言葉とはなんだろう?」と思考を巡らせる姿。どれもこれも素敵すぎてたまりません。特に最終章の「言葉、言葉、言葉」はもう。意味わからんけどずっと涙が止まらないぐらい良かった。柴崎さん、間違いなく言葉に愛されてる作家さんやと思います。ま、負けんぐらいわたしも愛してますけど。

2018/08/01

りつこ

わざわざ小説と言っているということは、実際に体験したことをベースとしながらも状況とか会話とか登場人物などはフィクションなのだろうか。英語は得意でないと言いながらもみんなの会話に耳を傾け、ここは聞きたいと思ったらきちんと尋ね、自分が見たいと思ったものは一人で見に行く、柴崎さんが素敵だ。トランプ大統領誕生の場に居合わせ、直前のSNSの盛り上がりに感じた違和感、アメリカ国内の格差など、その空気は伝わってきた。言葉に関する文章もよかったけど、個人的には空港でワールドシリーズを見る話が好き。私も野球大好きなので。

2018/09/19

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