KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫 し 6-1)

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫 し 6-1)

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫 し 6-1)

作家
柴崎友香
出版社
河出書房新社
発売日
2018-07-05
ISBN
9784309416243
amazonで購入する Kindle版を購入する

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫 し 6-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

hiro

『その街の今は』『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』を続けて読んだが、初めて読んだ柴崎作品の『きょうのできごと』に増補新版が出ていることを知って、再読してみた。関西人だから関西弁の小説を違和感なく読めることも大きいと思うが、『その街』『次の町』にも共通する、大きなことが起こるわけでもない日常を切り取って描く柴崎さんの作品は、再読でも初読のときと変わらず心地よく読める。この心地よさは吉田修一さんの『横道世之介』を読んだときと似ているように感じた。次は映画化された『寝ても覚めても』を読もうと思う。

2019/04/17

かみぶくろ

なんにも起こらない、いつもの1日。なのにそれが奇跡みたいなことに思える。

2018/10/30

里愛乍

なんて事のない日常を切り取ったかのような、日々を生きる若者たちの一日のできごと。聞き触りのよい流暢な関西弁と、会話から伺える人間関係から、読んでいて自分もそこに参加してるような気持ちで読んでました。なんとなく気になる二人組はちよちゃんとかわちくんかな。なんか拙さも含めて可愛い。去年の朗読劇で見た演技の凄さのせいか、完全にこのふたりを堀江瞬さんの声で読んでました…もちろんひとり二役で⭐︎

2023/12/25

優希

様々な「今日」があるけれど、それは当たり前でさりげなくて、それでも特別なんですよね。

2022/12/13

Kumiko

友人の引越しの手伝いってほんとこんな感じだった。距離が近い人もあまりよく知らない人もいて、ガサガサしながら結局ご飯食べてお酒飲むところに落ち着いて。多感な時期だから気持ちが不安定っぽい人が急に愚痴り出したり。春の、まだ空気が冷たいあの頃の、何かしたいのに何もできないもどかしい気持ちをそのまま丸ごと思い出す。ほんのひと時を切り取った小説なのにこんなに沢山の事を感じさせてくれるなんて、すごいなあ。

2019/11/11

感想・レビューをもっと見る