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きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫)

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫)

きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫)

作家
柴崎友香
出版社
河出書房新社
発売日
2018-07-05
ISBN
9784309416243
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きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫) / 感想・レビュー

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hiro

『その街の今は』『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』を続けて読んだが、初めて読んだ柴崎作品の『きょうのできごと』に増補新版が出ていることを知って、再読してみた。関西人だから関西弁の小説を違和感なく読めることも大きいと思うが、『その街』『次の町』にも共通する、大きなことが起こるわけでもない日常を切り取って描く柴崎さんの作品は、再読でも初読のときと変わらず心地よく読める。この心地よさは吉田修一さんの『横道世之介』を読んだときと似ているように感じた。次は映画化された『寝ても覚めても』を読もうと思う。

2019/04/17

かみぶくろ

なんにも起こらない、いつもの1日。なのにそれが奇跡みたいなことに思える。

2018/10/30

Kumiko

友人の引越しの手伝いってほんとこんな感じだった。距離が近い人もあまりよく知らない人もいて、ガサガサしながら結局ご飯食べてお酒飲むところに落ち着いて。多感な時期だから気持ちが不安定っぽい人が急に愚痴り出したり。春の、まだ空気が冷たいあの頃の、何かしたいのに何もできないもどかしい気持ちをそのまま丸ごと思い出す。ほんのひと時を切り取った小説なのにこんなに沢山の事を感じさせてくれるなんて、すごいなあ。

2019/11/11

kaoriction@感想は気まぐれに

気づいたら今日になっていて、昨日の続きを生きている。境目があるのかないのか。無性に柴崎友香を読みたくなることがある。何もないフツーな人たちの日常。そこには必ず自分に似た誰かが居て「ほっ」とするのだ。引っ越し飲み会の一夜。そこに集まり、出会い、すれ違う男女の、なんてことのないできごとを淡々と描く。夜のしじまのように淡々と。いつのまにか、また昨日が今日になっていて。境目のない境目をくぐり抜けている。もうすぐ平成も終わる。昭和と平成がそうであったように、境目なんて見えなくて、私たちのきょうのできごとは 続く。

2019/01/26

ちぇけら

どこかでなにかが起こりそうな気がする。眠って、起きて。まどろみのなかに君がいて、ぼくがいて。きのうは飲みながらねむってしまった。萎んだビールに太陽のひかりがあたって、ちいさな泡がゆらゆらと揺れている。食べかけのプリングルズも野菜スティックもチータラもたのしそうだ。ねえ、きょうはどこかに行こう。ぼくはねむっている君に話しかける。そこではなにかが起こるはずだ。それを君とぼくは見るだろう。手をつなぎ、笑顔で、ハッピーエンドの映画みたいに。さあ、でかけよう。気をぬくと、君に触れたくなってしまうから、「おはよう。」

2019/11/05

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