KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

妃は船を沈める 新装版 (光文社文庫 あ 42-6)

妃は船を沈める 新装版 (光文社文庫 あ 42-6)

妃は船を沈める 新装版 (光文社文庫 あ 42-6)

作家
有栖川有栖
出版社
光文社
発売日
2023-07-12
ISBN
9784334795528
amazonで購入する Kindle版を購入する

妃は船を沈める 新装版 (光文社文庫 あ 42-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

りんだりん

中編+幕間+中編=長編ミステリーということらしい。何となく、火曜サスペンス劇場的な中身に思えてしまい、有栖川有栖さんの著作は好きでたくさん読んでいるが、この本はあまり好きでない部類の本だった。まあ、こんなこともある。★2

2023/08/21

しゅー

★★短編2作に幕間劇を挟み込んだらアラ不思議、長編に仕上がりましたという成り立ちのミステリー。題名に食指が動かないでここまで来たのだが今回の新装版をキッカケに読んでみた。あの名作怪談『猿の手』をモチーフとしている。小学校の頃読んだなぁ。あの結末に関する登場人物たちの議論が面白い。実際に著者と北村薫の間で話した内容がもとになっているとか。あの物語をそういう読み方できるのかと目からウロコである。肝心のミステリとしては、深読みする人ほど面白く感じて、私のようにサラッと読むと普通に感じてしまうといったところかな。

2023/07/19

ゆうじろう

作家アリスシリーズ17作目。 海に落ちた車の中から男性の遺体が発見される。容疑者として浮上したのは彼の妻の友人で資産家の女性だった…。 長編で2部構成になっているのはシリーズで初の試み。 特別に凝ったトリックではないものの、珍しく火村が敵対心を剝き出しにしている描写には目を惹かれた。

2023/11/19

かんがるー

解説にもありますがまずタイトル!まさに言い得て妙。 二つの短編が書き下ろしの幕間で繋がり長編になっているような一冊。 本格ミステリでありながら倒叙ミステリのような雰囲気もあり、それでもギリギリのトリックと心情的な変化が描かれていて面白かったです。

2023/12/31

おkiku

作品についても作者についても予備知識なく読んでみたら…探偵役と助手役が警察の捜査を推理で助ける超々古典的な設定。シャーロックホームズのフォーマットは古典落語と化してるのか。設定や背景、トリックはコナン君レベルのマンガ的世界観。最も気になったのは文章の運び、会話のセンスが時代遅れも甚だしくオッサンすぎる。これは、このような20世紀のセンスを皮肉るためにあえてそのような作品にしてるのか?? このようなオッさんにならないようしなければ、と戒めることが出来たのが収穫。

2023/09/30

感想・レビューをもっと見る