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禁断の罠 (文春文庫 よ 29-50)

禁断の罠 (文春文庫 よ 29-50)

禁断の罠 (文春文庫 よ 29-50)

作家
米澤穂信
新川帆立
結城真一郎
斜線堂有紀
中山七里
有栖川有栖
出版社
文藝春秋
発売日
2023-12-06
ISBN
9784167921439
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禁断の罠 (文春文庫 よ 29-50) / 感想・レビュー

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KAZOO

かなりな手練れの作家さんによるアンソロジーでした。最初の「ヤツデの一家」は最後にあっと言わせますが若干内容が私の好みには合いませんでした。「大代行時代」はこのような仕事も出てくるのかなあという気もしました。米沢さんの「供米」は一番印象に残りまっした。中山さんの作品は、ほかの作品と一緒に読まないとわからない感じがしました。有栖川さんの作品はやはり老練な感じですが、短編では物足りない気がします。

2023/12/29

タイ子

さすがの作家さん揃い。6人による6作のアンソロジー。七里さんの「ハングマン」は結末がまだスッキリしてないので、続きが読みたい。米澤さん「供米」が面白い。最後の最後に意味がわかるというさすがです。いずれも趣向を凝らした作品ばかりなので、楽しめること請け合い。

2023/12/22

yukaring

豪華なラインナップの最強アンソロジー。どれも作家さんの個性がよく出ていてすごく面白い。のっけから新川さんの不器量な姉と美しい妹、血の繋がらない兄が織り成す歪な関係「ヤツデの一家」で騙され、結城さんの描く新入社員のありえない行動「大代行時代」に驚き、米澤さんの『供米』にゾクッとさせられる。それと中山さんの『ハングマン』の続編『ハングマンー雛鵜』が読めたのが個人的には嬉しい。有栖川さんの『ミステリ作家とその弟子』では繰り広げられるミステリ談義を堪能。今の世相を反映したものも多く趣向を凝らした楽しい1冊だった。

2023/12/16

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

(2023-152)六人の作家によるアンソロジー。初めて読む作家が三名。①新川帆立さん「ヤツデの一家」は血の繋がらない兄と二人の姉妹の悲しく歪んだ三角関係。②結城真一郎さん「大代行時代」は近ごろの若者は〜と言いたくなるZ世代の新入社員の行動。③斜線堂有紀さん「妻貝朋希を誰も知らない」はSNSで迷惑動画を投稿して炎上した若者の以外な結末と隠された真相。どれも作風は違い、テーマも異なる短編集なのでいささかまとまりに欠ける感はあるが、こうしたオムニバスだと新しい作家を知るきっかけができるのは良いね。★★★+

2023/12/19

machi☺︎︎゛

新川帆立さんの「ヤツデの一家」と斜線堂有紀さんの「妻貝朋希を誰も知らない」が面白かった。禁断の罠という同じテーマでも作家さんによって目の付け所が全然違うのが面白い。

2024/04/19

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