KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

若い藝術家の肖像

若い藝術家の肖像

若い藝術家の肖像

作家
ジェイムズ・ジョイス
丸谷才一
出版社
集英社
発売日
2009-10-16
ISBN
9784087734263
amazonで購入する

若い藝術家の肖像 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

DK-2084

★★★☆☆図書館本

2022/01/08

きりぱい

幼い頃はいじらしく、青春時代はそれなりに、と成長過程で覗かせる心理葛藤は割と読めるのに、宗教論議や審美哲学が長くなると、うむー・・。スティーブン=イカロスと見ればいいのか、カトリックを捨てた辺りの心情、まだ芸術家となっていないスティーブンは何をしようとしているのか、タンディッシュとファヌルのぼやきに笑いつつ、飛んで行くのか行かないのか、読み切れないまま?終わる・・。

2010/05/16

Bevel

太陽の下で、ぽかぽか過ごす少年時代(二章)が面白かった。三章は、芸術家じゃなくて、司祭になってしまうのじゃないかとはらはらしたが、自分にはよくわからない理由で方向転換し、最終的には、アクィナスをヘーゲルみたいに解釈する美学的立場に落ち着く。孤独に耐えて、自分以外のものは信じないみたいなことも言っていた。

2011/10/15

クァボチャ

結構分厚いのに、後半4分の1程が注釈と後書きだったので意外に早く読めて拍子抜け。火一つに対してもカトリック思考でこんなに語れる主人公スティーブンを通して、作者ジェイムズジョイスの信心深さに驚く。談義や思考の内容にはあまり賛成できないというか、私から見ると捻くれてて前後の脈絡が無いように思われて、なぜ突然怒り出したのか、悲み始めたのか、人間関係がいつ切れたのか復縁したのか理解できないところが少し多すぎた感。

2016/09/12

nobu

奥行きのある本でした

2009/11/11

感想・レビューをもっと見る