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ちょこっと、つまみ: おいしい文藝

ちょこっと、つまみ: おいしい文藝

ちょこっと、つまみ: おいしい文藝

作家
阿川佐和子
池波正太郎
伊丹十三
内田百閒
宇能 鴻一郎
江國香織
遠藤周作
角田光代
鴨居羊子
川本三郎
久住昌之
小泉武夫
佐藤垢石
椎名誠
獅子文六
澁澤龍彦
島田雅彦
東海林さだお
杉浦日向子
高橋みどり
辰巳浜子
田辺聖子
種村季弘
檀一雄
中谷宇吉郎
姫野カオルコ
平松洋子
福田 蘭童
古谷三敏
牧野伊三夫
丸谷才一
柳家 小満ん
山田風太郎
吉田健一
吉村昭
吉行淳之介
出版社
河出書房新社
発売日
2020-03-19
ISBN
9784309028644
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ちょこっと、つまみ: おいしい文藝 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

おいしい文藝シリーズ今回は『つまみ』それもちょこっとだと!?(笑)36編、どれも面白く寝る前に少しずつ読んだ。そして、呑みたくなる。今はほとんど呑まないが気持ちは朝からでも呑みたい私。出来ればやっぱり『つまみ』があると嬉しい。吉田さんの酒の肴になるうまいものはご飯のおかずになるは同意!姫野さんの「下戸に人気!」は笑える。吉村昭さんのふぐの件には拍手をもって賛同したい。杉浦さんの『季節とその日の気分次第』これに尽きるなぁ。

2020/04/12

アキ

36人のいずれ劣らぬ作家たちのつまみを巡る偏愛ぶりが愉しい。一仕事後の一杯をじっくり味わう姿を想像しにんまりする。「シウマイ弁当de缶ビール」久住昌之・「会津をめぐる伝統の酒肴」宇能鴻一郎・「塩豆とビール」平松洋子・「突然出会う」角田光代・「酒、肴、酒」吉田健一、どれも読ませる。「干物と酒」古谷三敏での各地の干物と加賀の珍味:へしこ、くちこ、ふぐの卵巣、山形県鶴岡の白山ダダチャ、長崎のからすみなど、おやじと呼ばれるこの歳になるとそういう喜びが増えるのがなんとも嬉しい。最後に澁澤龍彦「おつまみ作法」で〆る。

2020/04/21

けぴ

36人の酒のつまみについてのエッセイ集。最近、この手の本が多くなった気がする。『孤独のグルメ』の作者 久住昌之さんの「シウマイ弁当de缶ビール」が良かった。崎陽軒のシウマイ弁当のおかずが目に浮かぶように描かれる。マグロの照り焼き、竹の子煮、鳥の唐揚げ、カマボコ、卵焼き、切り昆布、紅ショウガ、干しアンズ、勿論シュウマイ。今度新幹線に乗ったらビールと一緒に食べたくなりました(^o^)

2020/11/21

よこたん

“私にとってビールのさかなには、ポテト・フライが、もっとも好ましい。フライド・ポテトではない[ポテト・フライ]である。” ジャガイモにパン粉をつけて揚げたのが好きすぎて、少年時代の友達に[ポテ正]と呼ばれていたという池波正太郎さん。あれは確かに、あれにしかない美味しさがあるなあ。おつまみって、お酒を美味しく飲むためのものなのか、美味しいからお酒がどんどん進んじゃうのか、飲めない私にはわからないけど、飲まなくても美味しいから良い! 好きなおつまみや思い出話を語る姿は、皆熱くてほほえましい。下戸にも楽しい本。

2020/05/30

いちろく

おいしい文藝シリーズ13弾は、つまみがテーマ。以前も書いたけれど、発売毎に同一シリーズを読み続けると 傾向が見えてくる気がする。今回は、つまみ、と料理の幅も広いテーマな事もあり、内容の枠も広かった印象。ページを捲っていて気がついたけれど、私はつまみをお酒と一緒に楽しむモノではなく、つまみという一つの料理として楽しんでいる。極端な話、つまみが無くてお酒だけでも、お酒そのものを楽しめるタイプだわ。下戸と上戸、お酒とつまみ、について読みながら考えてしまった姫野カオルコの「アジのヒメノ式」が特に印象に残った。

2020/06/04

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