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ぼくは

ぼくは

ぼくは

作家
藤野可織
高畠純
出版社
フレーベル館
発売日
2013-08-01
ISBN
9784577041598
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ぼくは / 感想・レビュー

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ベーグルグル (感想、本登録のみ)

芥川賞の藤野可織さんの絵本デビュー作品。絵は高畠純さん。食べたり、見たり、聞いたりなど体験したことが自分のものになる、培われていく。そう考えると体験する事は感性にも繋がっていくのだろう。奥深い本でした。

2019/12/16

寺ですがな。

遠くからこの表紙を見て、一瞬、和田誠の本かと思ってしまった。近くば寄って目にも見れば別人の絵だとわかる。食物を食べる事が、その魂を貰う事だと解る良い絵本。文章は牛乳やパンや林檎の独白である。「きみはぼくがすき、ぼくもきみがすき」というフレーズが韻を踏む。食べられる事で血肉になり、きみの中にいる事。ラストは食べ物ではなく本。少年に愛読されながら、猫のいたずらでボロボロになる。しかし本はきみの中にいる。本の内容も読んだ人の中で生きているのだ。内容を血肉にできる読書を長らくしてない自分を反省。

2015/07/19

べるめーる

図書館で娘が選んだ絵本。よく見ずに借りたけど、芥川賞作家の藤野さんの作!著作は怖そう…と尻込みしていて未読ですが、絵本も出版されてたんですね。この絵本は、「ぼくは牛乳、パン、切られたリンゴ、破れた本。食べられたら、切られたら、存在がなくなる??いや、きみのなかに、ちゃんといる」…というけっこう哲学的な内容。シンプルなのに深くてハッとする。高畠さんの少しとぼけた絵がユーモラスで効果的。帯にあった藤野さんと高畠さんのコメントも良かった。娘がどんなふうに理解しているのかはわからないけど、この本好きみたい。

2014/01/23

anne@灯れ松明の火

遠い方の新刊棚で、高畠さんの絵とシンプルなタイトルに惹かれて。藤野さん、どこかで聞いたようなと思いながら、読メチェックしたら、芥川賞作家さんだった^^; そのせいかはわからないが、前半の「ぼくはいる。きみのなかにいる。」という単純そうな言葉にも深みを感じるし、途中からの予想外の展開は哲学的だった気がする。今、内容を紹介を見てきたら、「4才~」とあったが、もう少し大きくないとわからないんじゃないかな。いや、せっかく絵本なのだから、あまり難しく考えなくてもいいのかな。

2014/04/23

美葉

芥川賞作家さんの初絵本ということで、読んでみた。絵本だけど、奥が深い。こうやって、色んなもので自分はできてるんだよなぁ。

2018/10/04

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