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十年交差点 (新潮文庫nex)

十年交差点 (新潮文庫nex)

十年交差点 (新潮文庫nex)

作家
中田永一
白河三兎
岡崎琢磨
原田ひ香
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2016-08-27
ISBN
9784101800738
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ジャンル

十年交差点 (新潮文庫nex) / 感想・レビュー

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ハッシー

【十年前の僕は何にでもなれた。十年後の私は何かになれる。】▶︎十年という月日は子供には永遠にも思えるぐらい長く、大人には刹那に過ぎ去るぐらい短い。成長するには足りなく、継続するには余りにも長い。「一生」に「1度」きりの出来事が交わる「十年間」の人間ドラマが描かれている。

2016/10/28

ウッディ

十年をキーワードにした短編集。10年は短いようで、長く、そして切ない!

2017/05/22

mocha

中田永一『地球に磔にされた男』10年前に違う道を選んでいたら…誰でも考えるそんなことをシニカルに描いたSF。「乙一」名義の方がしっくりきそう。☆白河三兎『白紙』10年後の自分への手紙。子どもも教師もその無力さに歯噛みする思いだ。結末は予想できたけど、そんな仕掛けがあったとは!☆岡崎琢磨『ひとつ、ふたつ』重いテーマを孕んだロマンス☆原田ひ香『君が忘れたとしても』辛い。10年の重みが一番感じられた。☆畠中恵『一つ足りない』河童伝説をリノベル。「しゃばけ」の禰々子も大活躍。☆楽しいアンソロジーだった。

2017/02/01

おかむー

中田永一、白河三兎、岡崎琢磨、原田ひ香、畠中恵の五人によるアンソロジー。初読みの作家さんも既読の作家さんもありですが、まぁピンキリといったところかな。『もうすこしです』。テーマが「10年」ということですが、作中で10年という題材を仕掛けとして明確に活かしているのは中田永一と次点で原田ひ香あたりか。他の三作品は10年を絡めなくても物語に大差ない程度の扱いという感じ。全体に感心するような仕掛けや爽快なひっくり返しが見当たらない地味めな作品といった感触でもうひとつ響くモノがないのがちと惜しい。

2016/09/03

yanae

「10年」というテーマのアンソロジー。五人の作家が書いてます。私は中田永一目当て。中田さんの作品はタイムトラベルで日陰の人をかいた感じではなかったけど素敵なお話でした。白河さんは初読み、まさかの終わり方に呆然とする。岡崎さん、いいラブストーリーでした。一筋縄でいかないのが岡崎さんぽい。原田さん初読み。スカッとしました。ハッピーになれる作品。畠中さんは安定の面白さ!たくさんつまった一冊、楽しかったです。

2016/10/03

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