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まく子 (福音館文庫)

まく子 (福音館文庫)

まく子 (福音館文庫)

作家
西 加奈子
出版社
福音館書店
発売日
2019-02-12
ISBN
9784834084436
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「ある星から来たの。」不思議な転入生の美少女がもたらした奇跡――映画『まく子』3月15日公開■対談 西加奈子×鶴岡慧子

対談 西加奈子×鶴岡慧子

小さな温泉街に暮らす小学5年生のサトシと、「ある星から来たの。」と話す不思議な転入生の美少女・コズエ。枯葉も、水も、〝まく〟ことが大好きな彼女との出会いが、大人への身体の変化に怯えていたサトシとその町で生きる人々の心を変えていく……。西加奈子さんの直木賞受賞後第1作『まく子』が映画化。監督の鶴岡慧子さんは本作が商業デビュー作となる。お二人に本作への思いを訊いた。

(左)つるおか・けいこ●1988年、長野県生まれ。初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012においてグランプリとジェムストーン賞をW受賞。各国の国際映画祭で上映される。2作目『はつ恋』はバンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー賞にノミネートされるなど、国内外で注目を浴びる。

(右)にし・かなこ●1977年、テヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004年、『あおい』でデビュー。翌年刊行の『さくら』はベストセラーに。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年『サラバ!』で直木賞を受賞。近刊に『おまじない』。本作は『…

2019/3/14

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まく子 (福音館文庫) / 感想・レビュー

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sea&pink

大人になるのは汚くて怖い。作ったものが破壊されるのは悲しい。粒は綺麗なまま、ずっと綺麗な形のままならいいのに、どうしてもバラバラになって散らかっていく。でもずっと変化しない綺麗な粒でできたコズエは、粒をまき散らすのが大好き。粒が必ず落ちていくから楽しいんだって。粒は人と交換されそして朽ちていき、それでも永遠に残るものを慧は知る。

2019/02/27

Junichi Yamaguchi

『人間が永遠を作ったのかもしれない』… きっと、使い古されたテーマなのかもしれない。 鎖国化されている町に舞い降りた、かぐや姫といったところかな⁈ しかし、一筋縄ではいかせないのが、加奈子さん。 彼女が振り撒くスパイスが味も香りも初めて出会ったテーマのように感じさせる。タイトルの意味にもまた、痺れる。。

2019/03/22

ピロ麻呂

形あるもの全て、いずれ滅びゆく。人はみな死に向かって生きていく。それは自然の摂理。でも私たちは「粒」の集合体。死んでバラバラになってもまた「粒」が集まって新しい人となる。結局、子供も年寄りも、男も女も、美しい人もブサイクも同じ「粒」でできているんやよなぁ。みんなが「粒」で形づくられた仲間だと認識すれば、いがみ合ったり、いじめや虐待なんてなくなるんじゃないかな。

2019/03/02

きーた

文庫化購入で再読。映画化の帯付き、予告映像や写真を見ての読み返しは主要キャストが自然に浮かんできて、映画公開楽しみ! 西作品読むのは4作目、本作はファンタジー風で異色に思ったけど既読作品と同様に、生々しさにとまどう部分もありながらもハッとさせられ、人は優しさ強さ美しさを持っていると感じる。 タイトルの意味は冒頭でわかり、クライマックスの美しさでさらに納得。 コズエの神秘性が興味深く、初読時は、まさか本当だったのかいーとビックリ。(笑) 慧の成長がなるほどと思うし頼もしい。父親とのシーンは重要だと思う。

2019/02/27

優しく暖かく、ちょっと不思議な物語。大人になんかなりたくなかった少女時代を思い出した。背が伸びるのも生理になるのも嫌だったなぁ。まく子ってそういうことか。色んなものをまくコズエがキラキラしていて美しかった。西さんは否定しない。慧も、ドノも、ミライも、初潮の時泣いた私も、そっと肯定してくれた気がする。

2019/03/01

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