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能町みね子の純喫茶探訪 きまぐれミルクセ~キ (オレンジページムック)

能町みね子の純喫茶探訪 きまぐれミルクセ~キ (オレンジページムック)

能町みね子の純喫茶探訪 きまぐれミルクセ~キ (オレンジページムック)

作家
能町みね子
出版社
オレンジページ
発売日
2016-04-20
ISBN
9784865930474
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能町みね子の純喫茶探訪 きまぐれミルクセ~キ (オレンジページムック) / 感想・レビュー

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ホークス

2016年刊。能町みね子氏は古い喫茶店が大好き。だけどコーヒーは苦手でミルクセーキ目当てに各地を巡る。東京、北海道、佐賀など26店。どこも店主は年嵩だし文章も挿絵も優しいので、読むうち気持ちよくポカーンとする。「セーキ」と「シェーキ」は語源が同じ。でも氷を混ぜる長崎風は後発アイデアらしい。何年も長崎に居たのに「ツル茶ん」のミルクセーキを飲んでないのが悔しい。本書で紹介されたお店も幾つかは閉店している。貴重な存在だと心から思う。高田馬場の「ロマン」、熱海の「サンバード」なら行けるかもしれない。

2023/01/12

おかむら

能町さんが自分好みの喫茶店に行ってミルクセーキを飲んだ記録。能町さんコーヒーが体質的にダメなそうです。ミルクセーキかあ….何十年も飲んでないなー。喫煙オヤジのオアシス的な街角に埋もれてる地味目の喫茶店がよかったです。とても落ち着く。

2017/09/07

MOKIZAN

私の母親は温めた牛乳でミルクセーキを作ってくれた。おかげで卵酒への体の順応も良く、こうして酒飲みになれたと感謝している。振り返ると、店屋物のミルクセーキは飲んだことがないかもしれない。喫茶店バイトの時も、これは休憩の差し入れに出なかった。それにしても、紹介されているとこはいい店揃いのよう。狭く急な階段、時代の入った内壁、艶の出た椅子や家具、あまり意匠性を考えてない店主の趣味の置き物も。佐賀県にも「和蘭豆」って名前のいい喫茶店があるんですね、喫茶店好きの東京もんならこの店名、読めるでしょう...能町さん!

2016/10/25

バニラ風味

この本の存在を知ったのは、NHKの「グレーテルのかまど」。能町さんについては、以前、偶然著書を読んだので知ってましたよ。で、この本は、ガイドブックではなく、能町さんの記録的なものです。レトロな喫茶店に入り、ミルクセーキを注文した時のエピソードや店内の雰囲気、出てきたセーキの見た目、味などが書かれています。写真もありますが、味のあるイラストがすてき。20店舗ほど掲載されていますが、その中で「おいしい」と書かれているのは2店ほどで、そこがなんとも微笑ましい。

2018/05/12

中原れい

昔からの喫茶店に心惹かれるので、楽しく読んだ。ビニールカバーつきの装丁が懐かしくて内容とぴったりで心憎い。お店の様子を能町さんのイラストと写真の両方で紹介しているのもいい。ミルクセーキにも地域差や系統があると初めて知りました。コーヒーが飲めない人でもくつろげる店がなくなりませんように、と願ってしまいます。ちょっとした時間に開いては楽しむ本ですね。

2016/05/19

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