KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

YUKARI

YUKARI

YUKARI

作家
鈴木涼美
出版社
徳間書店
発売日
2024-02-01
ISBN
9784198657598
amazonで購入する Kindle版を購入する

YUKARI / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

rosetta

★★✭☆☆初読みで知らんかったけど芥川賞候補に2回なっている。大して悪いという訳ではない家に育ちながら継母との折り合いが悪く高校を中退して歌舞伎町で働く女性が書く7つの手紙からなる。それぞれのエピグラフが源氏物語からの引用で、それなりに内容を踏まえているのかもしれないが自分は(雨夜の)品定めくらいしか分からなかった。もっと源氏を知っていたら楽しめた?キャバ嬢として生きてきてパイロットの夫を捕まえたらまあ勝ち組であろうが、男を手玉にとって表も裏も知っているはずなのに自分はダンサーに本気でハマっているのが草

2024/04/26

たっきー

源氏物語を題材とした物語。水商売をしていた紫がこれまでに思いを寄せた相手に手紙を綴る形で物語が進む。前作の『トラディション』があんまり面白く感じられなかったけれど、今作の方が好みだった。個人的に帯の三浦瑠麗コメントは気に入らない(使ってほしくない)。

2024/03/20

てつろう

鈴木さんは2作目。あまり好きではない、源氏物語にインスパイアしたようだが、相変わらず歌舞伎町物語に少しタイトルと思いをつなげたようで、女性のしたたかさ、特に夜の歌舞伎町界隈での女性の2面性と怖さを感じた。そうでなけれは生き難いのだろう。

2024/03/18

mitubatigril

初読みの作家さんで 作品の紹介に源氏物語のオマージュとあり図書館から借りました。手に届いた頃は源氏物語のオマージュと言う事をしっかり忘れていて読み始めて 源氏に関係してないか?疑問に思いながら読了。 夜の店のお店で働いていた女性が過去の男性たちに手紙に託し過去の思い出を問いかけ現状を報告する 相手によって共通の出来事が白と黒の表現がそうやって生きて行ったんだろうと思わせる内容ににやけてしまう。

2024/03/03

まるよし

手紙を一方的に送る形でストーリが進む。周囲を描写し、主人公が浮き彫りになるよう。生き方にあまり共感はできないが、人間の恋愛など1000-2000年前から大して変わっていないはず。歌舞伎町でのやりとり、お客の掴み方は作者ならでは。実体験がないので見聞きするに限るが、本当に東京はこんなところなのか。

2024/03/20

感想・レビューをもっと見る