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大相撲と鉄道 (交通新聞社新書150)

大相撲と鉄道 (交通新聞社新書150)

大相撲と鉄道 (交通新聞社新書150)

作家
木村銀治郎
能町みね子
出版社
交通新聞社
発売日
2021-02-15
ISBN
9784330008219
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「大相撲と鉄道 (交通新聞社新書150)」のおすすめレビュー

力士たちを乗せて全国をめぐる「相撲列車」 その知られざる実態を現役行司が書き下ろし!

『大相撲と鉄道』(木村銀治郎:著、能町みね子:イラスト/交通新聞社)

 緊急事態宣言下の2021年5月9日、大相撲五月場所が無観客で初日を迎えた。大相撲は年6回の本場所に加えて春夏秋冬4回の地方巡業と、年間を通じて全国をめぐっている。力士など総勢280人ほどが乗る列車は「相撲列車」と呼ばれ、各地の風物詩でもあり、相撲列車の到着を楽しみにしている好角家は多い。

 相撲列車の手配、車両割り、力士の座席指定といった実務的業務は、驚くべきことに、現役の行司が行っている。テレビの大相撲中継でも姿を見られる幕内格行司・木村銀治郎氏がその人で、相撲列車の実情や、大相撲と鉄道が交錯する雑学などを、自身初の著書『大相撲と鉄道』(木村銀治郎:著、能町みね子:イラスト/交通新聞社)に書き下ろした。

 銀治郎氏は、実は自他ともに認める鉄道ファンだ。行司の仕事は、土俵上のさばき以外にも番付表に「相撲字」を書くことや場内アナウンスなど多岐にわたり、力士の移動手段の確保にあたる「輸送係」も仕事のひとつ。銀治郎氏は輸送係に適任と言わざるを得ず、どのような手順で列車やきっぷを手配するか…

2021/5/15

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大相撲と鉄道 (交通新聞社新書150) / 感想・レビュー

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パトラッシュ

テツ本は数あれど相撲と鉄道の関りを描いたものは初めて。地方場所と巡業で年の半分以上が旅空にある力士や行司は、日本で最も旅暮らしに明け暮れている。大人数で各地に向かう一行の輸送から宿泊、食事までを差配する行司の役割は団体旅行のツアーコーディネーター兼添乗員であり、実質的に旅行業務取扱管理者として活動している。特殊な集団が滞りなく旅するため積み上げてきたノウハウの数々は真似できないものばかりで、一般の旅行代理店など口を挟めない。有名力士たちの抱腹絶倒なエピソードも満載で、相撲と鉄道と旅行ファンすべてに楽しい。

2022/01/16

おかむら

もしや交通新聞社新書最大のヒット作か!現役の行司さん(趣味が鉄道)が書いた、相撲取りの鉄道移動だけに特化した本。コレが実に楽しい! お相撲さんは一年中、本場所や地方巡業で鉄道に乗っている、とか、行司さんの仕事に「輸送係」という切符の手配など移動の全てを仕切る係かあるとか、へえー! 新幹線にお相撲さんがぎっしりみっちり乗ってるのを想像しながら読みました。体重別座席指定のパズルやってみたいわー。能町みね子がイラストとインタビューを担当。輪島関の話がとにかくオカシイ!

2021/11/25

gtn

相撲列車や輪島を始めとする当時の現役力士のエピソードが最高。著者も、峰崎親方が現役時代から鉄道ファンだということを知り、同部屋に行司として入門したというから筋金入りである。趣味と実益を兼ねていることや、師弟で共感できるものを持っていることが羨ましい。

2021/09/01

ga

傑作。 これ新書ベストセラーになると思う。いや、なって!! 相撲っていつでもやってるよねぇ・・レベルの相撲にほぼ縁なき私が読んでも楽しい。しかしお相撲さんたち及び関係者、大変だなぁ、移動距離も日程もパツパツじゃん!しかもこの大移動の調整やってるの行司さんなんだって!?このボリュームだったら旅行会社の専属部署があって然りレベルだと思うわよ。飛行機を極力使わず陸路移動なのも納得。でも真ん中のお席に入る若手、ならまだしも床山さんとか大変~。行司さんにも番付があるとか輪島エピとか全ての項目がホント面白かった!

2021/12/26

kuri8655

懐かしの「相撲列車」の話かと思ったら、新幹線・航空機・長距離バスでの大移動まで、現役力士や親方たちが狭い座席にちんまり収まる姿を想像しつつ楽しく読んだ。著者の銀治郎さんは「鉄ちゃん」だけど、他の行司さんがこの係に就いたら胃潰瘍になるのでは?……と心配になるほど移動手配の仕事はタイヘンそう。とくにコロナ禍下の気配り、普段以上の努力があって名古屋場所が開催できたのね。九州の「大行司」という駅を行司装束持参で訪れたという話が好かった。東京駅は「横綱土俵入り」なんじゃない?と思ったことがあったが、何と本当だった!

2021/07/13

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