「いじめられるほうにも理由がある」は絶対に違う。 中川翔子が苦しんでいる子供たちに放つ「死ぬんじゃねーぞ!!」のメッセ―ジ
※文庫版『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』が、2022年8月3日に発売されました。本記事は、単行本発売時のインタビューです。 8月8日(木)に刊行された、タレントの中川翔子さんの著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)。中学時代にいじめられて不登校になった経験をもとに、エッセイと漫画で綴る「学校に行きたくない、死にたい」と思う子供たちへの強いメッセージだ。刊行を記念して、タイトルにこめられた想いをうかがった。
■いじめに苦しんでいる子たちに、寄り添える本になるように
――似た経験をしたことのある人はもちろん、今まさに学校でつらい思いを抱えている子供たちに刺さる本だと思いました。反面、ご自身の体験を思い起こすのは大変だったと思うのですが、なぜこの本を書こうと思ったのですか?
中川翔子(以下、中川) NHKの『#8月31日の夜に。』という番組に呼んでもらうことが多くて。それは夏休み最後の日、明日から始まる学校に行きたくなくて絶望する子供たちへ向けたものなんですけれど、番組を通じて、…