夫のやばい性癖、不倫 …ページを脱がせていくたびに増すエロス。 “オトナの性”を書いた文庫3選!【刺激度別】
恋しい人と想いが通じたそのあとに、軽く触れ合うだけのキスで済むはずがない! そんなふうに体をよじる大人の読者におくりたい、エロティックな文庫を3冊セレクト。秋の夜長は、こんな文庫をベッドに引き込み、密やかな愉しみにふけるのもおつなもの。ページを脱がせていくたびに、思いもよらない作品の素肌が見えてくるかも?
【刺激度初級★☆☆】実力派作家が描く恋と官能──『ラヴィアンローズ La Vie en Rose』
単行本『ラヴィアンローズ La Vie en Rose』(村山由佳/集英社)※文庫は9/20(木)発売予定
言わずと知れた恋愛小説の名手、村山由佳。抑圧から解き放たれた女性の生と性を描き切り、ドラマ化もされた『ダブル・ファンタジー〈上〉〈下〉(文春文庫)』や、2組の夫婦の絆と性癖が絡み合う『花酔ひ(文春文庫)』(ともに文藝春秋)など、官能的な作品においてもさすがの手腕を見せつける。
そんな村山作品が、また1冊、手に取りやすい文庫になる。現代日本の秘密の花園、そこでひとりの女が目覚める物語――『ラヴィアンローズ La Vie en Rose(集英社文…