相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか
相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか
- 作家
- 五十嵐太郎
- 浅子佳英
- 桑原茂一
- 柳本浩市
- 千葉雅也
- 菊田琢也
- 平芳裕子
- 小澤京子
- 坂牛卓
- 入江徹
- 森永邦彦
- 松田達
- 井伊あかり
- 永江朗
- 成実弘至
- 井上雅人
- 長谷川祐子
- 藤原徹平
- 本間直樹
- 木ノ下智恵子
- 出版社
- フィルムアート社
- 発売日
- 2012-12-17
- ISBN
- 9784845912995
ジャンル
相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか / 感想・レビュー
Islay
いわゆるハイファッションなどという装いとは縁遠いけれど、こういった本の企画が成されるくらいにCOMME des GARÇONSの服は誰しもが語りたくなるのだろう。しかし、これだけの(多様な)語り部を擁してさえ、(もとより全貌が見えるなどとは端から思いはしなかったが)依然としてしっくりこない、その片鱗すらほとんど見えてこないというのは、私自身の理解力の乏しさを考慮しても、元来が言葉との親和性はあまり良くないのかも。もっともそれは、きっとこのブランドの生粋のファンの方々からすれば、当然過ぎるほど当然なのかも…
2016/03/25
sei
この本を読んでもコムデギャルソンのことは分かりませんで、美術手帖も読みました。論点がばらけていて浅いのだけれど、唯一メンズの追求が足りないと批判していた人のインタビューがおもしろかった。ギャルソン…少年とはもっと粗く汚いもの。コムデギャルソンの少年性は削り取られ漂白されているというコメント。ヤンキー文化のかっこよさを上手くアレンジしたのがD&G。なるほど。木の無垢材のオモチャしか与えないみたいなオシャレ育児も後々良くないのだなあ。カワイイが軸にある服らしいので、私が着ることは一生ないと思います。
2017/05/04
ミズグ
さーーっと読んだけど、大体同じようなことが書いてあるように感じた。けれども、なかでも千葉雅也さんのパートは面白かった。ギャルソンを批判してる。ギャルソンの「少年のように」っていう少年の脱性的感に対して「下品さ」が欲しいとの主張が面白かった。おしゃれで脱色された俗っぽいものを退けてきた代償として、ギャル男の文脈にこだわり、ジャージに対するフェティシズムを持つ所以とのこと。
2013/06/21
YJ
つまり、ドーバーストリートマーケットの内部の空気感はかわいいと表現できるんじゃないかなと。最近のマンモスの意味不明さがよい。少年のようにってのは絶妙。
2014/09/20
フィ
対談と評論集。結構厚い。建築との比較、「かわいい論」的分析は面白かった。
2014/02/02
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