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坂口安吾

職業・肩書き
作家
ふりがな
さかぐち・あんご

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1948年
『不連続殺人事件』第2回日本探偵作家クラブ賞
1950年
『安吾巷談』第2回文芸春秋読者賞

「坂口安吾」のおすすめ記事・レビュー

【1分間名作あらすじ】坂口安吾『堕落論』――戦中と戦後の違いから明確になった人間の本性、「生きるということ」

【1分間名作あらすじ】坂口安吾『堕落論』――戦中と戦後の違いから明確になった人間の本性、「生きるということ」

『堕落論 (新潮文庫)』(坂口安吾/新潮社)

 第二次世界大戦直後の日本社会の倫理観を観察し、戦時中の体験を踏まえながら、これからの人々の生きる指標を示した坂口安吾の代表作。

 日本は戦争に敗れ、かつての特攻隊の勇士の生き残りは闇市で稼ぐことで転落する。健気に夫を見送り、位牌の前で独り亡き夫を想いながら生きていくものとされていた戦争未亡人の女も、やがては他の男に恋をするようになる。人間には一般的に「美しいものを美しいままで終わらせたい」という心情がある。長く生きて堕落するくらいなら美しいまま命を終わらせることに同情が寄せられた。

 著者は空襲時の人々は美しかったと回想する。戦中の東京は泥棒もなく、嘘のような理想郷で、ただ虚しい美しさが咲きあふれていた。しかし、それは人間の真の美しさではなかった。考える必要がなく、人間の心がなかったからだ。ただ無邪気に戦争と遊び戯れていたのだ、と。

 終戦後、日本国民はあらゆる自由を許されたが、同時に自分の不自由さに気付くようになった。生き残った人々は次々と堕落していく。だがしかし、人間は永遠に堕ちぬくこともできない…

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仲が良すぎて男色関係を疑われた作家って? 文豪同士の友情を追ったエッセイ集

仲が良すぎて男色関係を疑われた作家って? 文豪同士の友情を追ったエッセイ集

『文豪たちの友情』(著:石井千湖、イラスト:鈴木次郎、ミキワカコ/リットーミュージック)

 日本の文豪同士の友情を追ったエッセイ集『文豪たちの友情』が、2018年4月13日(金)に発売された。

 文豪同士の友情にまつわる逸話を紹介しながら、彼らの人生と作品に迫る。最近注目を集めている日本の文豪については、学生時代に教科書で知ったという人も多いはず。しかし「教科書に載っている」「後世に名をのこしている」などの理由で、彼らを遠い存在のように考えていないだろうか? 同書で文豪たちの素顔を知れば、今までより身近に感じられるかもしれない。

 第1章で取り上げられているのは、自他ともに認める“ニコイチ”のコンビたち。第2章は若くして亡くなった文豪を取り巻く人間関係をテーマにした。作家と特に親しかった1人に焦点を絞りつつ、関係者たちの言葉を豊富にピックアップしている。第3章では絶交のあと和解するなど、一筋縄ではいかなかった作家同士の複雑な関係が浮き彫りに。

 文豪をテーマにしたマンガやゲームの元ネタもわかる一冊。全13組に渡る文豪たちの「友情の履歴書」を楽しんでみて…

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アニメ『文豪ストレイドッグス』のキャラクター織田作之助、中原中也、坂口安吾が角川文庫の描き下ろしイラストカバーで登場!

アニメ『文豪ストレイドッグス』のキャラクター織田作之助、中原中也、坂口安吾が角川文庫の描き下ろしイラストカバーで登場!

アニメ『文豪ストレイドッグス』コラボカバー第2弾!本日10/6に3作同時発売

 シリーズ累計410万部突破、TVアニメでも人気沸騰中の『文豪ストレイドッグス』。 3月にはアニメ化を記念した角川文庫とのコラボが実施され、『人間失格』、『羅生門・鼻・芋粥』など文豪たちの作品が描き下ろしイラストカバーにて登場し、話題となった。

 その第2弾コラボカバーが早くも実現。昨夜(10/5)放送のアニメ13話に登場した織田作之助、坂口安吾の新キャラクター2人に加え、第1クールから登場している中原中也の作品も角川文庫よりアニメ描き下ろしイラストカバーで発売される。

 織田作之助『天衣無縫』  中原中也『汚れつちまつた悲しみに…… 中原中也詩集』  坂口安吾『堕落論』

 アニメをきっかけに、ぜひ文豪たちの名作に触れてみてほしい。

織田作之助役の人気声優・諏訪部順一さんがナレーションを務めるTVCMも公開中

文豪ストレイドッグス×角川文庫 コラボ記念第2弾 「もっと文豪を読もう」キャンペーン!概要

対象書籍の応募券を3枚で、レアグッズが抽選で各100名様に当たるチャンス!

【キャ…

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世代を超えて作家が描き継ぐ戦争の記憶

世代を超えて作家が描き継ぐ戦争の記憶

 GHQの検閲により多くが削除された坂口安吾の小説『戦争と一人の女』。十数年前に無削除版が発表され、戦争の正体に疑問を持ち始めていた近藤ようこは、マンガ化を決意した。およそ6年の歳月をかけて発表された意欲作だ。

 舞台は、敗戦間近の日本。「どうせ戦争で滅茶々々になるだろうから」と、虚無的な男と過去に女郎屋で働いていた不感症の女。戦争によって生かされている二人の同棲を描く物語だ。空襲が激しくなる度、高揚する女。男との空虚で刹那的な交わり。近藤ならではの官能的な筆致に総毛立つ。

 戦争を追体験させたマンガといえば、『はだしのゲン』がまず思い浮かぶ。反戦の思いを読者の胸に刻んだが、リアルな惨禍の描写がトラウマになったり、平和教育の一環で半ば強制的に読まされたことから、「戦争は悪いもの」といった単純な図式を教えこまれる一つの要因でもあった。「戦争とは何か」を捉え直す動きは、近藤だけでなく、こうの史代、今日マチ子なども挑戦しているが、彼女らが描く戦中における等身大の日常、表だけでない裏の部分に、私は初めて戦争に触れた気がした。現代に生きる私達と何ら変わりない…

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「坂口安吾」の本・小説

桜の森の満開の下 (岩波現代文庫)

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作家
坂口安吾
近藤ようこ
出版社
岩波書店
発売日
2017-10-18
ISBN
9784006022945
作品情報を見る
戦争と一人の女

戦争と一人の女

作家
坂口安吾
近藤ようこ
出版社
青林工藝舎
発売日
2012-11-30
ISBN
9784883793778
作品情報を見る
桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)

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作家
坂口安吾
川村湊
出版社
講談社
発売日
1989-04-03
ISBN
9784061960428
作品情報を見る
日本文化私観―坂口安吾エッセイ選 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

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作家
坂口安吾
川村湊
出版社
講談社
発売日
1996-01-10
ISBN
9784061963535
作品情報を見る
信長・イノチガケ (講談社文芸文庫)

信長・イノチガケ (講談社文芸文庫)

作家
坂口安吾
川村湊
出版社
講談社
発売日
1989-10-04
ISBN
9784061960572
作品情報を見る
教祖の文学・不良少年とキリスト (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

教祖の文学・不良少年とキリスト (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

作家
坂口安吾
川村湊
出版社
講談社
発売日
1996-07-10
ISBN
9784061963771
作品情報を見る

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