ヒトよりも、ヒトらしい存在として。チェインバーを演じて感じたこと――杉田智和『翠星のガルガンティア』インタビュー
「パイロット支援啓発インターフェイスシステム。 貴官がより多くの成果を獲得することで、存在意義を達成する」――機械の塊に感情が宿る。水没した地球に降りた、人型のロボット兵器チェインバーと少年兵士・レドの成長と冒険を描いた『翠星のガルガンティア』。そのチェインバー役を演じたのが杉田智和だった。
地球に降り立ったレドを導くパイロット支援啓発インターフェイスシステムとして。 人間を知り、人間の未来を信じる機械として。 そして、当時まだ十代だったレド役の石川界人を支える相棒として。 杉田智和の存在は、作品の表と裏にわたり、とても大きな役割を果たしていた。
『翠星のガルガンティア』のコンプリートブルーレイボックスの発売を機に、杉田にインタビューを実施。虚淵玄作品に様々な形で関わっている彼に『翠星のガルガンティア』の思い出と、虚淵玄の最新作『OBSOLETE』について、話を聞かせてもらった。
『翠星のガルガンティア』 Ⓒ オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会
トチろうものなら「機械の役なんだからな」とプレッシャーをかけられているような感じがあっ…