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トモスイ

トモスイ

トモスイ

作家
高樹のぶ子
出版社
新潮社
発売日
2011-01-01
ISBN
9784103516088
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トモスイ / 感想・レビュー

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ミカママ

旅先で偶然見つけたこの短編集。背表紙の「年下の、男の匂いのしないユヒラさん」という惹句に惹かれて。「年下」というワードには一も二もないのだ(笑)さて表題作、正直二度読みが必要だった。船上の男女が「あるモノ」を吸いあうさまが読者に極上のエロスを進呈する。そもそも「吸う」という行為がエロそのものだものね。うっとりと目を閉じつつ読むのが正解。アジア各地でインスパイアされた作品群、各土地の空気感を知るとなお良い。

2022/09/15

和草(にこぐさ)

アジアを感じさせてくれる物語。熱にうなされているようなまどろみがある文章。不思議な世界。

2014/05/19

miroku

幻想的であり、淫靡な部分もあるが・・・ともかく変! 変な作品、好きです♪

2011/12/12

ジュースの素

アジアを旅して生まれた10篇のエッセイ。表題のトモスイは川端賞を受賞する。彼女のこれらのエッセイは何となく現実離れして夢の中の風景のように感じる。南国の花や葉など湿気はあっても今一つリアル感がない。トモスイとは一体なんなのか誰一人読んでも分からない。空想か夢の産物みたいだ。分かろうとしなくてもいいのだろうか。笑

2018/06/01

アジア各国を訪れ、インスパイアされて描いた短編集。表題作、まったくそういうシーンがある訳でもないのに、ともかくエロかった。「唐辛子姉妹」は擬人化された唐辛子の姉妹が韓国で日本人観光客に食べられ、日本に渡り、空港のトイレから虚空へと消えていく…。ねっとりじっとりしたアジアの雰囲気がむわむわ醸し出されてて、それぞれによかった。

2015/10/10

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