高村薫
- 職業・肩書き
- 作家
- ふりがな
- たかむら・かおる
プロフィール
最終更新 : 2019-11-18
1953年、大阪府生まれ。1971年に同志社高等学校を卒業、1975年にフランス文学を専攻していた国際基督教大学 (ICU) の教養学部を卒業。外資系の商社に勤める。1990年に『黄金を抱いて翔べ』(新潮社)が「第3回 日本推理サスペンス大賞」を受賞し、デビュー。同作は2012年に映画化された。1992年発売の『リヴィエラを撃て』(新潮社)が、翌年「第46回 日本推理作家協会賞」の長編部門と「第11回 日本冒険小説協会大賞」の国内部門を受賞。
1993年発売の『マークスの山』(早川書房)が同年「第109回 直木賞」を受賞、「このミステリーがすごい!」の1994年版で国内篇の第1位を獲得、翌年「第12回 日本冒険小説協会大賞」の国内部門を受賞。同作は1995年に映画化。のちに「週刊文春ミステリーベスト10」の20世紀国内部門にて第3位を獲得、100万部を超えるベストセラーとなり、2010年にWOWOWの「連続ドラマW」にてドラマ化された。1997年発売の『レディ・ジョーカー 上・下』(毎日新聞社)が、翌年「第52回 毎日出版文化賞」を受賞。「このミステリーがすごい!」の1999年版で国内篇の第1位を獲得。2004年に映画化された。同作は、文庫本と合わせて累計発行部数100万部を突破しベストセラーとなり、2013年WOWOWの「連続ドラマW」にてドラマ化。
2005年発売の『新リア王 上・下』(新潮社)が、翌年「第4回 親鸞賞」を受賞。2009年発売の『太陽を曳く馬 上・下』(新潮社)が、翌年「第61回 読売文学賞」を受賞。2016年発売の『土の記 上・下』(新潮社)が、翌年に「第70回 野間文芸賞」「第44回 大佛次郎賞」「第59回 毎日芸術賞」を受賞した。『マークスの山』、1994年発売の『照柿』(講談社)、『レディ・ジョーカー』、『太陽を曳く馬』は「合田雄一郎シリーズ」として親しまれ、同シリーズ作品より2012年に『冷血 上・下』(毎日新聞社)、2019年に『我らが少女A』(毎日新聞出版)が発売。著作にはほかに『神の火』(新潮社)、『地を這う虫』(文藝春秋)、『晴子情歌 上・下』(新潮社)『空海』(新潮社)などがある。
受賞歴
最終更新 : 2018-06-08
- 1990年
- 『黄金を抱いて翔べ』第3回日本推理サスペンス大賞
- 1993年
- 『マークスの山』第109回直木賞
- 1993年
- 咲くやこの花賞
- 1993年
- 『リヴィエラを撃て』第46回日本推理作家協会賞 長編部門
- 1993年
- 『リヴィエラを撃て』日本冒険小説協会大賞
- 1998年
- 『レディ・ジョーカー』第52回毎日出版文化賞 文学・芸術部門
- 2006年
- 『新リア王』第4回親鸞賞
- 2009年
- 『太陽を曳く馬』第61回,平21年度読売文学賞 小説賞
- 2017年
- 『土の記』第70回野間文芸賞